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人望と人脈と人徳

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

求人企業の経営者や人事採用の担当者にお会いしていると、
「人望のある人に入社してほしい」という声をよく聞きます。
「日原さんはたくさんの人脈がおありですね」とも、よく言われます。
人徳のある人のところには、
仕事が集まってくるなんて表現も良く耳にします。

人望、人徳、人脈。この仕事をしているとどの言葉も良く聞きますし、
良くも悪くも、希望の人材を「人望がある」「人望がない」という風に
表現されることにも疑問を抱きます。

人望とは、「人に対して使用される言葉で、その人が信頼できる人、
周りの人から慕われている人、評判が良い人、評価が高い人、立派な人、
人気のある人」などを指す言葉として用いられています。

人脈とは、「人と人の繋がりを意味する」言葉ですね。
私の場合は知り合いや学生時代のクラスメイトといった繋がりだけでなく、小学校5年生からラグビーという集団スポーツで、同じハートを持ち、
ともに体を張って戦った仲間がいます。
この仲間が信頼関係の元、仕事の繋がりに発展し「人脈」となっています。

単に利害関係のある人脈は「ネットワークがある」という表現や
「顔が広い」という意味に置き換えられます。
「人脈」を広げたいとは、本来あの人と仕事がしたいと
思ってもらえるようになることが先決なのではないでしょうか。

これからの時代では、どのような人が求められるでしょうか?
どのような人物であれば、
あの人と仕事がしたいと思ってもらえるでしょうか?

私は、「人徳のある人」が最も大切であると考えます。

人格・人柄・人間性と言い換えてもいいでしょう。
「人脈作り」には限界があります。
最近ではSNSでも簡単に繋がりを持てるため、
ネットワークという意味での「人脈」は構築しやすいかもしれません。
「いいね!」を押してもらっているだけで親近感が沸いてきます。
しかしそれを「人脈」と勘違いしてはいけません。
画面を閉じた後に、その人のことを思い出し、
一緒に仕事をしたいと思いますか?

一方「人徳」がある人には多くの人が集まります。
人徳とは、「人間の持つ品性や気質」を示す言葉です。
本来その人に備わっている魅力、品性を指すことが多く、
計算をして演じている振る舞いを指すことはありません。
長年組織や団体、チームで、「人間同士」で揉まれ、
磨かれ、削られ、育っていくんです。
バーチャルではない、実在する空間で、
自然の中から人徳が備わっていくんです。

森信三先生の「修身教授録」、躾の3原則には

「時を守る」
「礼を正す」
「場を清める」

とあります。

時間を守り、挨拶を元気よく、掃除を毎日する。
このシンプルな行動を習慣にしていくことで、「人徳」が備わるんです。
はじめは、行動の意味など考えなくでもいいのです。
ただやればいいんです。
その内に、心に温かいものを感じることができるでしょう。
その時に人望というものが実感できるようになります。

スクラムヒューマンパワーは、この「人徳」を持つ人間を、
仕事を通じて育成して行きます!
スクラムヒューマンパワーには、
ほかの人材サービス会社にはない「特別」な教育プログラムがあるんです。

「仕事と思うな人生と思え!」

次回、「肉体・知識・創造」。それぞれの労働についてお話いたします!


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