「新年のスタートダッシュ」って、ときに苦しい。
なるほど、と思う。センスは知識からはじまるという水野学さん、服の色がふたりの気持ちを比喩していたという「First Love 初恋」のレビュー、日本縦断してることをもっと発信したら良いという友人。
どうして、と思う。ホラー映画を好んで見る人、夜道にエンジン音をかき鳴らすバイク、やたらとセックスシーンを描く村上春樹。
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生きていると、心に引っかかる出来事がたびたび訪れます。そのことが、今の自分をつくりあげているといっても過言ではありません。
毎日、24時間という時間が流れているのに、1年間のできごとをたった10分で伝えることができる僕たちは、その儚さゆえに何をやっても一緒じゃないかと悩みます。
さて、新年がはじまりました。あけましておめでとうございます!
心機一転、目標を立てるということをした方も多いのではないでしょうか?僕もそのひとりとして、やりたいことを書き出してみました。
すると、案外やりたいことなんて多くないことに悲しくなります。やりたいことを見返しても、ワクワクしないことに不安になります。考えるほどに、自分の空虚さにむなしくなります。
気合い以外の感情に出会うという、初めてのパターンの新年が2023年に訪れました。
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「車輪の再発明」「守・破・離」「まなぶは真似ぶ」「アイデアは既存のアイデアの組み合わせ」「センスは知識からはじまる」
そう聞いていたから、"良い"と思われるものをできるだけ取り入れようと生きてきました。その結果なのか、もともとの素質なのか、ある程度のことをそこそこできる器用貧乏タイプに育ちました。
おれが良いと思うから、これが良い。そんな選び方はいつの頃からか存在感を消していて、みんなが良いと思いそうなこれが良い、を選ぶようになりました。
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自分は高みの見物、自分の手は汚したくない。いろいろなチャレンジを応援してはみるものの、リスクは極力避けていたい。そんな自分に嫌気が差す。
誰からも求められなくなったら、どうしよう。なんでもできるけれど、ひとりで生きていける自信はない。だから、求められることに従っていく。
それが悪いとは言わないけれど、このモヤモヤはそういうこと。もっと別の選択もあるんじゃないか、と心が迫る。
考えない方が楽に生きていけるんだけどな。いま、自分と向き合う時期にいるような気がします。
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答え合わせはまだ先。でも、今年は自分をもっと出す1年にしようと思います。良いと悪い、好きと嫌い、喜びや怒り。自分に素直に正直に。
今まで積み上げたものが崩れる不安もあるけれど、自分の道を歩み出せるかもしれないという予感と戸惑いを大事に、明日からお仕事がんばります!
お読み頂きありがとうございます!まだまだ伸び代なので、ぜひフィードバックなども嬉しいです!