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『育てやすい子』 は生まれつき?ママが変われば子供は変わる。怒らない仏教育児のススメ

先日、公園で会ったママさんに「育てやすそうなお子さんですね」と言われました。これが初めてではなく、何度も言われたことがあるので実際そうなのかもしれません。

相手には悪気はなく、むしろ褒め言葉なのかもしれませんが、ちょっと思うところもあります。

子供の「育てやすさ」は果たして遺伝的要因だけの問題でしょうか?私は、育てやすさは遺伝的要因と環境要因の複合的な要素の結果だと考えています。

人格形成は遺伝と環境の複合要因

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子供の性格・人格は、概ね50%程度が遺伝的要因でその他文化的環要因により決定されると言われています。

ということは、生まれつき「育てやすい」性質を持った子でも、環境によってそうでなくなる可能性もあるわけで、その逆も言えると思います。

どんなに育てにくいと感じる子であっても、環境を整えることで育てにくさが緩和されることもあると思うのです。

環境要因を整えることは、今この瞬間出来る

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遺伝的な性格を変えることは、たとえ親であっても出来ません。

しかし、環境を変えることは、今すぐに出来ます。
私は環境の要素として大きいのは
『ママのあり方・態度』だと考えています。

私の娘は確かに遺伝的にも「育てやすい」性格を持って生まれてきたのかもしれません。そこは否定しません。

ただ、だからと言って私が1つの努力もせずに育てやすい子を授かった幸運な人かと言うと・・
そんなこともないよ!?と言いたくなっちゃうわけです
。リアルでは言いませんが。w

イライラしたり怒ってしまう自分自身に苦しんで、望ましくない自分の思考の癖や行動に「向き合い、見つめる、認める」のプロセスを繰り返しての今です。ヴィパッサナー瞑想も日々実践しています。

そんな感じで子どもにとっての環境要因としての自分自身のあり方を客観的に見つめ、少なくとも自分の中では少しは努力しているつもりなので

「育てやすくていいよね」

というようなことを言われると
ちょっとモヤッともするわけです。

自分を変える努力や自分自身が穏やかでいる工夫、してます。
そしてこちらが変われば子供もすぐに変化します。

ママが穏やかなら穏やかです。
ママが笑ってれば笑ってます。

これは感覚的に実感しているママも多いんじゃないかなと思います。

遺伝的な性格は直せなくても、ママの態度が変わったら子供の扱いにくさが変わることも十分考えられると思います。

怒らない育児のススメ

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「育てやすい子」と言われる子を持つ私は、初期仏教を学んで育児する中で仏教の教えを実践・応用しています。

お釈迦様の教えを応用した怒らない育児を実践していると、自然とママが落ち着き、その結果、自然と育てやすい子になっているように実感しています。

仏教を学ぶ前は、怒りやイライラにすごく悩んでた時期もありました。もちろんまだ悟りはほど遠いので、今も時々イライラしちゃうこともあります。でもnoteにも書いたこともありますが、対処方法も学んで実践しているのでそこまでひどい状態になることはほとんどなくなりました。

怒りそうになったら即行動&実況!初期仏教から学ぶママのイライラ防止策

簡単にイライラしたり怒らなくなってから、子供の変化も顕著です。

お昼寝してもしなくてもOK!夜寝るのが何時になっても今の瞬間を楽しく付き合うよって態度でいられるようになったら、前よりも寝るようになりました。なかなか眠れなかった時は、私のイライラを感じ取っていたのだなと猛省しましたよ。

実感としては、子供は先入観がなく過去に固執しない分、こちらの変化を即座に受け入れて対応します。


私の場合、イライラせず怒らず過ごそうと決めたその日から、子供に変化が起きましたよ。


「育てやすい子」の厳密な基準は分かりません。

ただ、ママがいつでも穏やかでニコニコして、どっしり構えていれば子供も自然にその姿を身に付け、その結果、育てやすいと言われる子に(今の所)育っています。

怒らない、イライラしない工夫は怒らない育児に書いていますが、大事なポイントは

怒りたくなければ、怒らない。

これだけです。結構長くなってきたので「どういうこと!?」と思われたら怒らない育児をご覧いただけたらと思います。

あくまで私のケースですが、何かヒントになれば嬉しいです!
下部掲載の参考書籍もオススメです。


皆様が今日も穏やかに過ごせますように♪
普段の子育ての様子はこちら→インスタグラム

怒らない育児は、お釈迦さまの教えの根本部分を伝える初期仏教(テーラワーダ仏教)で学んだことを応用しています。

アルボムッレ・スマナサーラ長老の著書「怒らないこと」では、
怒りについての初期仏教の教えを分かりやすく書かれていますので、ご興味がある方は是非読んでみてくださいね。https://www.amazon.co.jp/dp/B0084D09IS/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

サポートは全額、運用後に喜捨(寄附)させていただきます。