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【現役世代・子育て世代こそ知っておきたい】お金と投資のこと (その3 色々な投資商品を投資歴10年の自分の投資経験を交えて)

前回、前々回とお金と投資についてお話してきました。

→ 【現役世代・子育て世代こそ知っておきたい】お金と投資のこと (その1 お金の考え方と投資の必要性)

→ 【現役世代・子育て世代こそ知っておきたい】お金と投資のこと (その2 投資資金の作り方・投資の勉強法・味方につけたい投資手法)


今回は色々な投資商品を紹介しつつ、投資経験があるものは運用した上での意見を少し交えてお話します。前の記事ではセミナー講師であろうと誰の意見であっても鵜呑みにして投資しないでくださいと書きましたが私の意見も同じで、そういう意見もあるんだな〜と参考程度に見ていただければと思います。投資は人によって、向き不向きもある世界だと思っています。

※ あくまで自己責任で、ご自分の判断で投資先を決定されてくださいね


・初心者なら投資信託?

初心者なら投資信託と決まり文句のようによく言われがちなので、耳にしたことがある方も多いと思います。投資信託は投資家から集めたお金を「プロ」が様々な金融商品に投資するものです。自分自身、銀行に勤めていた時には色々な投資信託を販売していました。
そして例に漏れず、初心者だった私も投資信託からスタートさせています。初心者の方がお金の運用ってこう言うものなんだな…と経験できるキッカケには投資信託はいいと思いますが、実際は購入時手数料や信託報酬や信託財産留保額と色々な手数料がかさむので私は基本的にオススメしません(販売しておいてアレですが、私も仕事だったのです…!)。

投資信託で投資するとしたら、販売手数料なし or 低い、インデックス型で信託報酬の少ないもの、再投資型にしましょう。

日本は今だに毎月分配型の商品が人気ですが、前のnoteで書いたように毎月受け取ってしまっては複利の効果を得られないので運用パフォーマンスは悪くなります。しかも毎月一定のお金が入ると思ったら利益が出ていないのに配当し続ける「特別分配金」だった!と言うのも投資信託あるあるなので要注意です。ちなみに、ETFは手数料も安いので今でも保有しています。

・不動産投資信託(J-REIT)

投資信託の中でも不動産に特化したもので、集めたお金を商業施設やオフィス、ホテル、住居等色々な不動産に投資し、そこで得た賃料や売却益を投資家に配当するのが目的のものです。利回りは比較的高いので、ポートフォリオの一部にするなら有りかなと思います。ただし不動産というのは年数が経つほどに老朽化でメンテナンス費用はかかるし、震災リスク等も無視できません。仕事で不動産運用に携わっていたこともあり、個人的にはババを引くのは個人投資家なのでは?と考えているので積極的な投資はしない方針です。


・不動産

流動性が低く、人口が減っている今の日本ではリスクが高いと考えています。本当に優良な収益物件であるならば大手不動産業者が持って行くはずなので個人で探すのは結構大変だと思います。管理コストもかかるし、継続的に賃借人を探すことなるので時間と資金に余裕があり、そのようなメンテナンス・管理全般が好きな方は向いていると思います。不動産は投資の中でもかなり適性が左右するんじゃないかなと考えています。ちなみに私はものすごく面倒くさがりなので向いてないので投資もしません。

ちなみに、海外(主に新興国)の未開の地に投資するランドバンキングというのもあります。日本では金融商品と言えるのか非常に微妙で(グレーゾーン)リスクは高いと言えると思います。

・定期預金

銀行の定期も金融商品の一種です。今は超低金利なので利息はわずか。それにも関わらず実質賃金は減っていき、物価は上がる。つまりインフレで実質目減りしていくので定期預金だけのリスクもこれからは考える必要があります。我が家は、急な出費など万が一に備えた少しのキャッシュしかありません。 資産のほとんどは株、外貨、保険です。日本円のキャッシュ貧乏です(まじです)笑

・債券(国債)

少額から購入でき、流動性も高いですが金利の影響を受けます。今はかなり低いのでポートフォリオのバランスを保つ為に一部保有するくらいがいいと思います。
ちなみに新興国の国債利回りは高いのでお得!と思われる方もいるかもしれませんが、必ずしもそういう訳ではありません。新興国の債券利回りが高いのは、デフォルトリスク(債務不履行)があるためです。リスクが高くて金利をあげないとお金を集められないということ。この点、安易に金利だけに注目しないことも大切です。

・FX(外国為替証拠金取引)

これは投資というよりは『投機』ですね。私も何年かやっていて、テクニカルの勉強もしました。成績はトータルでは一応プラスですが、総合的には株ほど上手くいかなかったのが正直なところです。というかリターンに対してストレスが大きいですね(私はね)。
トレーダーというのは、そのほとんどが数年以内に投資(投機)の世界から姿を消すので生き残るのが難しい世界のようです。画面から離れられないシチュエーションも多いので、そういうのが好きな方には向いています。個人的には、あまりのめり込まず趣味程度にしておこうと思っています。
ただ、子供ができてからは集中して見れないのと注意散漫になってしまって色々な面(資金面・子育て)で危ないので今はやっていません。税制面でも注意が必要で、FXの所得は雑所得扱いになります。扶養に入っている主婦やママは、この点も考慮する必要があると思います。


・株式投資

今、私がメインで投資しているのは株です。国内外問わず、企業の内容を見て投資しています。
そもそも株は企業が事業資金を集める方法の一つで、企業にお金を出した対価として株主になれます。株主になることで株主総会での議決権や配当金、株主優待を受ける権利を得られるわけです。少額から購入することも可能。企業によって異なりますが配当利回りも悪くないですよ。 
私は今扶養に入っているのですが、「源泉徴収ありの特定口座」を使って株の取引をすれば扶養に入っていても金額に上限を設けずに済むのが株の強みだと思っています。
「源泉徴収ありの特定口座」を使って株の取引をすれば、利益を出しても配偶者の扶養から抜けることはありません。ただ、損失が出て損益通算したいなど何らかの理由で確定申告する場合、所得の金額によって扶養から抜けるケースも出てくるので注意が必要です。
私は基本的に超長期保有が前提の企業しか買わないので損益通算はしない方針なので(つまり損切りはしない)、源泉徴収ありの特定口座で運用しています。
扶養に入っているママ・主婦の場合、株の運用は上記のようなメリットがあります。ご参考までに!

次回は私が具体的にどんな風に投資先を選定しているかを書きたいと思います。それでは〜

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