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【子育て真っ只中!】我が家が住宅を購入しない10の理由

結婚し子供が生まれると、よく聞かれます。

『そろそろ、家は?』

今でも日本ではマイホームへの人気や憧れが根強いようですが、我が家は今のところほとんど100%、以下の10の理由により住宅を購入する予定はありません。

購入したい人、購入したくない人、色々な意見があって良いと思うし、どちらが絶対の正解や絶対に間違いということはないと思います。何事にもメリット・デメリット両方があります^^
我が家の住宅を購入しない10の理由も、こういう意見もあるのだなと参考程度にしていただければと思います。それでは一つ一つ見ていきましょう。

理由1 金銭面のリスクが高すぎる

よく聞く話で『毎月 家賃で●万円もったいないよ!』というのがあります。
確かに、我が家も今の家賃なら同じ金額で住宅ローンを払うことも出来るとは思います。しかし住宅を購入する際、月々の返済金額と今の家賃だけを比較するのはあまりに短絡的と言えます。住宅所有となると、固定資産税や修繕積立金、諸々の保険料をプラスして考える必要があるのです。その上、子育て世帯は就学へ向けた貯金や万が一に備えた生命保険も必要な時期。いくら低金利とは言え、住宅ローンの金銭面リスクは無視できません。
そして住宅を購入したとは言え、ローンを組んでいる以上何か事情があって返済出来なくなったらどうなるか?差し押さえら、家を失うのです(ローンは残りますが)。終身雇用、年功序列制度がない中で住宅ローンを組むのはリスクが高いと考えています。

理由2 人口減少で地価の上昇は見込めない?

親か祖父母世代の日本では、終身雇用・年功序列、日本経済は基本的に上向きが当たり前な時代背景でした。でもそれはもう昔のことで、彼らと私たち世代は生きる時代背景が全く違うのです。昔は、将来的に不動産価格も上がることが見込まれたので子供が巣立つなので必要なくなったら売却して資金を得ることができたかもしれませんが、今はどうでしょうか。人口が減っていく中、都内や地方の大規模都市でない限り地価は上がるどころかむしろ買った瞬間からどんどんと下がっていく可能性も。

理由3 人口減少の中、将来中古の家が思い通りの価格で売れる可能性は極めて低い

理由2とも重なりますが、そもそも人口が減っている中では買い手も減っているので、よほど立地が良いなど好条件住宅でない限り売却は難しくなると思います。思い通りの価格で売れないどころか、相続者(つまり妻か子)にとって維持管理費用ばかりかかり、売るにも売れず負債になる可能性も。どうせ残してくれるなら、私は中古の家よりも圧倒的にキャッシュが欲しいのが本音です。笑

理由4 少子化により街全体が高齢化、ゴーストタウン化のリスク

都心や大規模都市ならあまり考えられないかもしれませんが、地方はこのリスクも無視できないと思います。今は、駅も学校も病院もスーパーもコンビニも何でもあって便利な地域が、ごく小規模になったり丸ごとなくなる可能性も。

理由5 地震や洪水など自然災害リスク

昨今、地震や洪水のニュースで胸を痛めた人も多いと思います。私の地元も被災し、実家には直接的な被害がなかったものの色々と考えさせられました。ここなら絶対に安心!と言える場所を探す方が難しいのかなと思います。逆に、絶対安全という地域はこれまでたまたま被害に遭わなかっただけにも関わらず危機管理意識が低くそのこと自体もリスクになり得ます。
賃貸でも被災リスクはもちろんありますが、家が壊れたり失くなっても住宅ローンだけが残るリスクは少なくともありません。

理由6 老朽化リスク

これは理由1の金銭面リスクと重なりますが、住宅というのは消耗品です。新築の綺麗なお家でもいつか必ず傷み、修繕が必要になります。持ち家の場合は全て、自分持ちです。マンションでも大規模修繕の場合積立金が足りなくなるケースもあるかもしれません。一体いくら、住宅ローンとは別に修繕金費用を用意しておけば良いのでしょうか。この点も、賃貸なら常に綺麗なところに移り住むことが可能です。

理由7 セキュリティリスク

主に一軒家の場合を想定ですが、出入りできるところが多いとセキュリティ面で不安があります。我が家は完全室内飼いの猫もいるので、この点でも一軒家はNG。空き巣対策などでセ●ムなどを入れるにしても、これまた費用がかかりますね。

理由8 転勤・転職など家族の人生の転機・チャンスには即、動きたい

昔の日本であれば、終身雇用・年功序列が当たり前で歳をとるほど賃金は上がりましたが、今はキャリアップの為や自分らしく生きるために転職したり起業するのはもはや当たり前の時代。住宅ローンが足枷になって身動き出来ない状態は、私たち家族の精神衛生にはあまりよくありません。

理由9 一生の付き合い?! 近所付き合いが面倒臭い

是非お付き合いしたい素敵なご近所さんばかりなら良いですが、お互いにご近所さんは選べません。購入すると、場合によりどちらかが死ぬまで一生の付き合いになるわけで。身も蓋もないですが、私はこういう付き合いは面倒臭いと感じるタイプなので出来れば(実際にすぐ転居するかは別として)精神的に自由でいたいのです。また、マンションの場合管理組合も面倒臭いと感じてしまうのでこの点でも賃貸を選びたい理由になります。

理由10 そもそも定住に魅力を感じていない

極めて個人的な意見ですが、そもそも夫婦ともに住宅への憧れがない上、住宅保有のメリットがリスクに見合わないかなと考えています。子供に残す資産は、住宅以外の株やキャッシュで本人に負担にならない形で残したいと思うのです。

以上10の理由により、我が家は住宅購入しない方針です。

ただ、住宅保有に長年強い憧れがあるとか、理想通りの家に住むことで人生がより豊かに楽しくなる、そういうタイプの方は住宅を保有することを思い切り楽しめるはずなので、そういう方が住宅を購入されるのは素敵だと思います。実際、素敵なお家だな〜と思うことは、よくあります♪
住宅を持ちたくないと考える私の価値観とは違うけど、それはただ違いなだけで、良いも悪いもないのです。

あとは、潤沢な資金があれば住宅を購入しても良いかなと考えています。
キャッシュで一括で買えるとか、かなりの割合を頭金として出してローンを組んでも尚貯蓄ができるとか、そもそも利用したい土地を持っているとか、そういう場合は購入もありかなと思います。我が家は資産と言えるものはほとんど株や外貨なので、ちょっと無理ですが。笑


最後になりますが、賃貸にももちろんリスクがありますよ。
急な立ち退きリスクもあるし、将来歳をとった時に好条件の物件を借りにくいなどリスク、ペットや家族構成が変わったら引っ越さなくてはいけないリスク。色々あると思います。
双方のメリットとデメリット、両方を考えて人生の大事な大事な選択をしていけたら良いですよね。
あくまでご参考までに。それでは。

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