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あるだけマシから有効に使うんだ!

昨日の深夜0時に患者搬送艇の仕事の任から解放されました。
島から市内の救急車へ急患を運ぶお仕事で、24時間365日船での搬送の行政島民サービスでした。
3年間の任務でけが人・急病人・妊婦さん搬送や遺体搬送など生死に関わることに直結した仕事で様々な実体験とローカル事業の在り方を勉強させていただきました。
業務に携わる中で、行政サービスの限界や島民の使い方に関するギャップ。
このような仕事をオープン入札で島以外の事業所に委託事業として行なっていることへの適合性など問題があるように感じました。
島の委託事業はたくさんでもないがある程度あります、しかし島外事業者落札がほとんどでした。そこにあるのは過疎の限界集落の人材不足や起業家やなんとかしなきゃと思う人間がいないこと。
納得できない事案ばかりの3年間でした。
今回一般社団法人の私たちの団体で行政税負担を少なく創意工夫の節税プランで入札したものの行政の言っていることと(経費削減)、事業自体のあり方のギャップから行政が算出した想定最低価格(数十万)を下回り落札できませんでした。

今回の経験から思うことあり・・・・
行政から民間へとの流れはあるものの、仕事の意味を理解などするものはおらず、島外事業者でも「委託事業は儲かる」などとこの事業に関してなじまない感覚。

なので民間として来春には救急艇事業を別途開始したい思いが今あります。
様々な弊害を取り除くには行政の規制を突破し柔軟に対応できる民間サービスとしての可能性がありました。
今日からその可能性に向けて歩き出しています。
島の中で事業を生み出すことは不便や不満から生み出されていることを実感しています。
甘えた補助金や助成金に頼らずとも活性化も事業化も可能であると努力を続けて行きたいと思っています。助成金や補助金は自立を阻害すると思っています。
何より補助金ありきの発想は私は嫌いです、自由な発想を形にするには自力で工夫しながら生み出す力こそ地域活性化の基本だと。出来上がった時点で更に発展させるなら補助金も助成金も上手に使えると感じます。

3年間勤務:出動回数約93回・内遺体搬送3回・3年で自分の休み21日のみ(完全労働基準法違反)島の生活で島から離れることが少ないのをいいことに。
「用事があって島から出るときに言ってください」なんだそれって思いながらも、休みを要求すれば小言を言ってくる。その後は意地で(笑)
なので労働基準局へ(行って)言ってきまぁ〜す!