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ランナーに学ぶ長期的運動の継続

ダイエット、健康的状態を目的として運動を始める方もいるかと思います。
ダイエットにしても、健康のためにしてもその状態を維持することが真の目的であって、一時的な状態を望んでいる人は少ないでしょう。
やはり目標達成のためには長期で取り組むことが必要となります。

運動を始めたばかりの人にいきなり息が上がる強度で運動を行う人が見受けられます。多くやればその分効果も高いと思ってしまう傾向があるようです。この考えもある一定レベルまでなら間違いではないのですが、自身の体が順応できる運動量があるので無理な運動負荷は続けることが困難になります。

それではどのような運動レベルで進めていくのがいいのでしょうか。
ここではランナーを例にして紹介したいと思います。

マラン選手などのトップランナーを見ると、毎日のようにハードな練習をしていると思っている人はいるかもしれません。しかし本当にハードで息が上がるような運動強度での練習は全体量の2-3割程度です。
目標の大会に向けて練習を始めるときもまずはきっちりとした基礎作りのシーズンから始めます。この時期は心肺を追い込むような練習はほとんど行いません。
もちろん走る距離は一般の人からすると考えられない距離かもしれません。しかしここまで鍛えられた選手だと仮に15kmのジョギングを行っても運動をしない人がウォーキングをした程度の負荷だと思います。これは今後練習量を増やしても耐えていける体をつくる必要があるからです。
トップランナーになれば15kmのジョギングも1時間程度で済みます。

この例から考えると、ダイエットや健康のために運動を始めるにしてもまずは痩せるための運動と考えずに長期で続けるための基礎体力作りとして始めるといいかもしれません。
例えばランニングそのものが苦しいと感じる人は長期で続けるのは困難かもしれません。これはトップランナーも同じで毎回のランニングが苦しいトレーニングでは心身ともに続けることは困難です。
以前の記事でも紹介しましたがウォーキングとランニングを組み合わせて無理のないレベルから始めて、まずはゆっくりのジョギングが苦しくないレベルに引き上げるとその後の運動を続ける習慣が楽になります。

苦しまないといけないと考えずに程よく長く続けていく運動負荷を考慮して段階を追ったプランで始めてみるといいかもしれません。

ハイアルチのレッスンは30分です。15分は問題なく走れるようにするなど目標を決めて、少しずつ走る時間を増やしていくなど一回のレッスンに目的をもって取り組むと効果も変わってくると思います。トレーニングのアドバイスはいつでもスタッフにお尋ねください。

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