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2023年初頭にオススメな教育系書籍

今話題のトピックに関する書籍を挙げてみました。学習障害、英語スピーキング、そして生徒指導に関する書籍です。

学習困難、限局性学習症、学習障害に関して

限局性学習症(SLD: Specific Learning Disorder)と第二言語学習に関する書籍です。限局性学習症は、学習障害の呼び名が改められたものです。「読む」「書く」「聞く」「話す」「計算する」の一部だけに脳の機能の特性上困難が生じる症状を表しています。

学校の授業での学習は「読む」「書く」「聞く」が基礎となって行われることが多いです。さらにその個々の技能を複数使用して学習する『技能統合』が近年の英語教育の流行りです。その基礎の一つにでも極度の困難があると、児童生徒にとって大きな困難さを生むことになります。

困難さを和らげて、いかに外国語学習に繋げるかの支援方法が学べると思います。

英語スピーキング

スピーキングテストに関する書籍です。東京都英語スピーキングテスト(ESAT-J)が昨年話題になりました。ESAT-Jがきっかけで、スピーキングテスト問題の内容的な妥当性に、一部では関心が大いに高まりました。

スピーキングテストのためのタスク(task)作りとその評価について書かれています。TBLT(タスクベースの教授法)に基づくタスクを意識すると、生徒が『楽しい』『分かりやすい』と感じたり、言語習得に寄与しやすい教材を作ることが出来ます。基本的な考え方は既に理解している方でも、この書籍を参考にさらにスピーキングタスクの作成や評価に磨きをかけることができると思います。

生徒指導提要

文科省が出している生徒指導提要の改訂版が昨年公開されました。どの学校でも話題にはなっていると思います。しかし、分厚すぎてなかなか読む気が起きないのが現状ではないでしょうか。

生徒指導提要を隅から隅まで読むのは時間的に不可能だと思います。東京都教育委員会より、生徒指導提要改定のポイントをまとめたリーフレットが出されています。これにまずは目を通すと良いのではないでしょうか。そこから気になった箇所があれば、生徒指導提要原本に戻って確認するという形が現実的かと思います。

まとめ

世間的な関心も高いトピックについての書籍を3つ挙げました。書籍を読むのは非常に有効な学びの手段です。少しずつでも、読んで知識を更新していくことをしたいものです。

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