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私がミニマリストとして生きることを決めた話

私は子どもの頃から収集癖があった。

ガチャガチャの玩具、ミニ四駆にビーダマン、綺麗な文房具に漫画。

漫画に関しては、実家を出るまで集め続けていた。1000冊近くあったと思う。元々置いてあった本棚には収まらなかったので、ホームセンターで積み重ねられる様な棚を購入しては漫画を納めていた。

あまりの重みに、和室の畳に刺さるように棚が食い込んでいた。いまはもうその本棚も漫画もないが、後は残っている。

一人暮らしを機に置き場所がないことから、漫画は手放したがそれからは帽子を集めたり、ビジネス用品を集めたりと収集癖が収まることはなかった。

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結婚をして、子どもができた。

一人の生活から三人の生活に変わった、少し大きな部屋を借りたとはいえ、私の持ち物を全てそのまま持ち込むことはできず

また育児のための衣類やオムツ、ベビー用品など多数

そして何より、さらなる将来の生活の為の貯蓄を行うにあたって、私の収集癖はただの浪費でしかなかった。

私は断捨離を決意した。

この時はミニマリストになろう、となんて思っていなかった。

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まず手始めに自分の所有しているモノに何があるのかを考えた。

衣類、趣味のモノ、電子機器に…

ここからさらに細分化していった。

例えば衣類であれば、靴下だ。
夏用のくるぶし丈の靴下もあれば、冬用の毛足の長い靴下もある。仕事で革靴を履くための黒やグレーの柄のない靴下もあれば、プライベートで履く少し派手な柄の靴下もあった。

さて、どれが必要で、どれが不要だろうか。

それぞれ用途は異なるが、兼用はできないだろうか。

いま手元にあるものが兼用するには機能性が低いのであれば、買い替えるタイミングで兼用可能なモノにすれば減らすことができるのではないか。

こうやって、少しずつモノを減らしていった。

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さて、次に靴だ。

私はスニーカーが大好きだ。

今、メモ帳に記載している限り34足持っている。
サンダルや履き潰してコレクションに換算していないモノや革靴も含めれば、靴は合計40足ほどあるだろう。

なるほど。40足か。

40足か。

何故、私はこんなに靴を集めているのだろうか。改めて私の生活において、これらの靴は必要なのだろうか。考えてみた。

靴を集めだしたきっかけは、前職で心身の調子を崩して少し仕事を休んでいた時のクリスマスに妻がスニーカーをプレゼントしてくれたことだ。そのスニーカーのデザイン、フォルム、そしてバックボーン。

目で見て、調べて知って、履いて

外に歩き出した時、景色が違って見えたからだ。
靴は外の世界に飛び立つための翼だ、私という人間を構成する上で必要なピースだ。

うん、40足。

うん。





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いま私はADIDASのイージーブースト500を狙っている。あとメルカリのいいねの欄には5足ぐらいある。スニーカーダンクという取引サイトのお気に入りにも9足ぐらいある。

ぜんぜん減らんし、なんなら日々増えていく。

翼がどんっどん増えていく。

やったぜ、オイ。


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ミニマリスト?

え?

アレってなんかよくわからん流行りモンのよーわからん宗教みたいなよーわからんもんじゃろ?

ただのライフスタイルのひとつでしかないのに、なんか偉そうな雰囲気醸し出してる奴やろ?

ミニマリストの私が○○、みたいなしょーもないモンを量産させた数年後には誰も覚えとらん奴やろ?


さーて、頑張って働いて好きなモノ買うぞー!


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