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成人式に出席した時の話

どうも。東野京(ひがしのみやこ)です。

特に理由もきっかけもないのですが不意に記憶が蘇ってきたので、成人式に出席した時の話をしたいと思います。

10年以上前のお話です。


地元の成人式について

成人式は日本人ならば言わずと知れたイベントの一つで、その年度の新成人達が集められそれっぽいお話を聞くだけのイベントです。

むしろ式典そのものよりも振袖や袴を着飾ったり、友人達との再会がメインと言っても過言ではないでしょう。

私の地元の成人式も例に漏れず、ごくごく一般的な式典でした。

今思えばわざわざ交通費と時間をかけて地元に帰って出席する程の価値があったのかと思わないでもありません。

もしかすると、私は当時のその体験に何らかの価値を持たせたくてこの記事を書くのかもしれません。

成人式は出席、同窓会は欠席

成人式のお知らせは確か実家にハガキが届いていたように思います。

私の実家が全焼するタイミングがもう少し早かったら、そもそもお誘いのハガキは来ていなかったことでしょう。

どういう仕組なのか全く理解していないのですが、有志の人員が実行委員となり取りまとめているようでした。

そういう式典には出るものという何となくの認識で出席を決めました。

同時期に中学の同窓会の誘いもありました。

ちょうどLINEが普及しはじめた頃で、幹事の人間から誘いがきました。

しかし、同窓会については欠席としました。

中学生当時の幹事から恨みを買っており、石を投げつけられそうになった経験があるからです。

石を投げるなんて昔話や聖書の中のお話かと思いましたが、本当にあるんですね。

そうして成人式には出席で同窓会には欠席、という少し不思議な動きとなりました。


成人式当日

高校の同級生のO西くんに家まで迎えに来てもらい、成人式へと向かいました。

田舎なので車でないと行けないような場所で成人式が行われます。

当時は地元に帰る度にO西くんと会っていて、成人式も当たり前のように一緒に行く流れとなりました。

会場に着くと多数の新成人がいました。

中学や高校の同級生が多数存在していることは確かですが、男子はともかく女子はあまり分かりません。

振袖やメイクアップで着飾っていることもたりますが、そうでなくても別人みたいに変わっている人がいたりします。

向こうから声を掛けてもらえなかったら分からなかっただろうなという人が何人もいました。 

私も変わったと言われましたが、たぶん見慣れないスーツ姿による補正でしかありません。

ホストみたいと複数から言われましたが、それは褒め言葉にはあたらないと思うんですよね。

男子でいうと中学の同級生だったK藤くんが大きく様変わりしていて驚きました。

おとなしい風貌だった彼がゴリゴリのツーブロック男子になっていたからです。 

また、K藤くんは京大に進学したそうです。

中学当時テストの点数でシャーペンの芯を賭けたりしていた彼が、会わない間に遠い存在になってしまったことを感じます。

ヤンチャめな友人達は声を掛けるとか掛けられるとか以前に目立ちまくっていました。

改造した車で駐車場内を派手に走行していたり、派手な袴にラメの入ったリーゼントという容貌でも周囲の目を引いていました。

仲の良かった友人達は私以外全員高校中退していて、一人だけ高校に通い続けてバイトに勤しみまくっていた私とは徐々に疎遠になっていたんですよね。

久しぶりの再会にしてはパンチの強すぎる登場に若干引いていました。

話してみると当時の空気感が変わらなくて少し心地良かったです。

その後、式が始まったタイミングでヤンチャな友人達は新成人の席とステージとの間にあった柵(施設に元々備え付きのもので、新成人対策ではありません)を乗り越えようとして止められていました。

柵が無かったら壇上に上がっていたのかなとか、テレビで見る光景みたいだなと思いつつ内心引いていたのも事実です。

式典後はO西くんの中学の同級生と意気投合してそのままそちらの面子とご飯を食べて帰りました。

成人式を終えてみて

個人的には無理して行くものでもないなという感想でした。

行き帰りの交通費や時間を考えると、それに見合う価値があったかどうかは怪しいです。

式典の類にそういった考えを抱くこと自体が無粋なのかもしれません。

運命的な再会やドラマのような出会いの一つでもあれば話は違ったのかもしれませんが、そんな下心をもって臨むのもまた無粋というものでしょう。


おわりに

特別大きな出来事はありませんでしたが、それなりにインパクトの強い成人式でした。

人生の節目節目にそうした事象が散りばめられていたりするので、それなりに密度の濃い人生ではあるのかもしれません。

また何か思い出す機会等があれば、こうして記していきたいと思います。

最後までお目通しいただき、ありがとうございます。

また何処かでお目にかかれたら幸いです。


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