おとなの麻婆豆腐
どうも。
東野京(ひがしのみやこ)です。
カレーのルーや鍋のスープや麻婆豆腐の素等、非常に便利ですよね。
直近で作る予定がなくても安売りしていたり新商品を見掛けるとつい手が伸びてしまいがちです。
今回は私が初めて見た麻婆豆腐の素を購入した時の話を記していきたいと思います。
豆腐が好き
私は麻婆豆腐が好きです。
しかし、それ以前に豆腐のことが大好きです。
美食家ではありませんし富裕層でもないので全国各地の豆腐を食べたりは出来ていませんが、年間480丁以上は食べています。
毎週スーパーで木綿豆腐を10丁買っているので、単純計算でそれくらいになるはずです。
(2年前くらいまではきちんと集計していたのですが、最近は集計できていません)
色々食べた結果、ベルクというスーパーの木綿豆腐に落ち着いています。
ベルクのPB(くらしにベルク)の木綿豆腐が値段と味とを考慮して自分に一番合っていると思うからです。
少し前(1年か2年くらい?)に製造会社が変わってしまったのが残念でしたが、それ以降の木綿豆腐でも他より圧倒的に自分好みです。
今の製造会社になって暫くしてフィルムとパックとを接着する糊も変更になってしまったような気がしますが、それでもくらしにベルクの豆腐は信仰の対象です。
基本的に湯豆腐とかお味噌汁のようなあっさり系の品目で食べることが多いのですが、週末等でガッツリ食べるぞという時は麻婆豆腐や豆腐ステーキや肉豆腐、とうめしなんかにしたりします。
時々年齢の割に肌がキレイと言われたりするのですが、イソフラボンのおかげかもしれません。
心做しか雄っぱいが出てきたような気がしないでもありません。
(お腹周りには浮き輪が有りますし、おそらく単純に肥えただけですね)
某スーパーで麻婆豆腐の素を買った
週末は緑色の看板の業〇スーパーによく行きます。
とにかく安いのでついつい余計なものまで買ってしまいます。
そこである日、気になる商品を見付けました。
「おとなの麻婆豆腐の素」
とパッケージには記されています。
たしか3袋入で200円少々くらいだったと思います。
一般的な麻婆豆腐の素よりも安価ですし、おとなの麻婆豆腐という響きにも惹かれました。
名前の印象だけで辛さや痺れ等が効いているのかな?と思い込み、買ってみることにしたのです。
おとなとは?
とある週末、以前購入した「おとなの麻婆豆腐の素」を使ってみることにしました。
麻婆豆腐はそれなりに好きなので、とても楽しみでした。
しかし、その期待は裏切られます。
加熱された瞬間から辺り一帯に立ち込める香りはどう考えても麻婆豆腐ではありません。
キムチです。
何を言っているのか分からないと思いますが、麻婆豆腐を調理しているはずなのに部屋が韓国なんです。
癖のある香りだけど美味しければ良いだろうと私は思いつつ、調理を進めました。
そして、出来上がった「おとなの麻婆豆腐」を口に運びます。
キムチでした。
豆腐のキムチでした。
キムチが得意じゃないので滅多に食さないのですが、キムチ鍋とも違う感じがします。
キムチなんですよね。
パッケージの裏面を見てみると原材料名には「キムチの素」という文言が紛れ込んでいます。
キムチじゃん。
豆板醤らしき味や香りは全てキムチに持っていかれます。
辛みや痺れもなく、キムチの味しかしません。
「おとな」でも「麻婆豆腐」でもなく、キムチです。
豆腐を粗末にしたくないので、泣きながら豆腐だけ食べました。
勝手に期待を抱いてしまった私にも非がありますが、それにしてもこれを麻婆豆腐と称するのはいかがなものでしょうか。
それが「おとな」なら僕は子供でいいや。
それでも捨てることは躊躇われ
私の口には合わなかったものの、キムチ好きの方にとっては美味しいのかもしれない。
そう思いキムチ好きの人に譲渡することにしました。
私では君を幸せにできなかったけど次に会う人の所で幸せになってねという気持ちで「おとなの麻婆豆腐の素」さんを送り出しました。
きっと相性が悪かっただけなんだ。きっと彼も何処かで幸せになれるはずなんだと自分に言い聞かせます。
後日、押し付けた相手から感想をいただいたところ、やはり麻婆豆腐ではなくキムチという感想でした。
キムチ好きの知人からしたら食べられなくはないとのことでした。
私のもとにいるよりはずっと幸せになれたようで良かったです。
おわりに
私は好き嫌いが多く、偏食寄りな気がしています。
こだわりなく何でも食べられる人間というのは本当に素晴らしいなと思い憧れるものの、結局苦手なものは苦手なままで歳を重ねてしまいました。
本当に良くないですね。
最後までお目通しくださった方、ありがとうございます。
また何処かでお目にかかれたら幸いです。
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