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家出少女は恋をする(上) (140文字小説)

「好きにしていいから、泊めてよ」

膝を抱えているJKに懇願された。

家出か?と俺が訊くと、こくんと頷いた。

ため息を吐き、JKの隣に腰をおろした。

理由は親とのケンカという、かわいいものだった。

「泊めるのは駄目だ。けど、また愚痴りたくなったら、ここに来い。いつでも聴いてやる」

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