見出し画像

遅い恋心 (Twitter140文字小説)

 おはよう、の声と共に毎朝勢いよく僕の肩を叩く子がいる。

 脱臼の際の治療費請求の為、毎日記録を取る。

 ある日、理由を尋ねてみた。

「いざというとき君を助けるためだよ!」

 三日後、いざが来て彼女は僕を救った。

 朝の恒例の出来事が消え、僕は涙と共に、遅い彼女への恋心を自覚した。

頂けましたサポートは全て執筆に必要な活動、道具などに使用させていただきます。是非、よろしくお願いいたしますm(_ _)m