詩の世界
今日は、僕の考える詩の世界についてお話したいと思います。
言葉の世界は果てしなく広い
僕らの世界は、言葉でつながっています。
僕は上手く話せませんが、
いつも人の話は聞こえています。
まるで言葉の海を泳ぐ魚のように、
僕のまわりには、
いろんな音の波が押し寄せてきます。
言葉の海の中で、僕はユラユラ泳いだり、
チャプチャプはねたりしながら、
居心地のいい場所を探しているのです。
場所が見つかったら、次にやることは、
棲家(すみか)をつくることです。
棲家は、整理整頓されて
美しくなければいけません。
そういう棲家をつくることが、
僕の「詩の世界」です。
言葉の世界は、果てしなく広いのです。
この海の中で、自分の居場所を探しながら、
僕は生きていきたいのです。
そんなことを思いながら、
小さい頃は詩を書いていました。
言葉で思いを表現する
詩を書いている時に、
僕が大切にしているのは、
自分の思いを言葉にすることです。
気持ちというのは見えないけれど、
そこに確かにあるものです。
人は言葉によって、自分の気持ちを
整理することができます。
心の中は、いつも混とんとしていて、
何に迷っているか、困っているのかさえ
わからないことがあります。
言葉で思いを表現する。
それは、どんな風に生きていきたいのかを、
自分で見つめる機会にもなっているのではないでしょうか。
まっすぐに伝える
僕にとって、言葉を選ぶ際に重要なのは、
自分の気持ちをまっすぐに伝えることです。
誰でも、どんな言葉を使えば、
自分の気持ちをわかってもらえるのか
考えると思います。
言葉は紡ぎだすものです。
自分の中から沸き起こる感情のまま、
表現したいのです。
それは時には荒っぽい印象を与える
かもしれませんが、ストレートに
人の心に届くと思います。
額面通りにとらえられないのが人
文章と文章の間の行間にも、
伝えたい思いは込められています。
言葉ではすべて伝えられない気持ちも、
文章全体の雰囲気やにじみ出る思いの中から、
くみ取ってもらえることがあります。
「沈黙は金」ということわざがありますが、
それは文章でも同じなのかもしれません。
書けば書くほど伝わらない
と思うこともあるのではないでしょうか。
もともと心の中の全てを言葉で表現することは
不可能だからだと思います。
同じ言葉を聞いても、額面通りに
とらえられないのが人です。
だからこそ、そこに想像力や夢が
生まれるのだと思います。
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