自分のために
こんなところで生きてるの
こんなふうに生きてるの
誰も私を責めないけれど
私が私をときどき責める
私のせいよ
私が悪い
そんなことを考えながら
ひとりベッドにもぐり込む
このままでいいの
このままでいいの
このままでいいの
いいわけない
いいわけない
いいわけない
息苦しさに
押しつぶされそうになりながら
目を閉じる私
いいわけないけど
いいわけないけど
いいわけないけど
私だって生きていかなきゃ
しかたないでしょ
しかたないでしょ
リピートする思考を持て余しながら
いつの間にか
眠りにおちる
次の朝には目が覚める
それでいいから
それでいいの
私は私に声をかける
そうだよね
顔を洗って朝の支度
昨日買っておいたクリームパンをひとつ食べ
コーヒーを入れる
静かな朝に似合う本を手にとり
お気に入りのページを開いたら
少し気持ちが落ち着いた
誰も悪くない
私だって悪くないよね
そう思い直し
本を閉じる
明日のことはわからなくても
今日の私は幸せだわ
冷蔵庫に残しておいた
とっておきのチョコレートを
ひとつ ほおばった
うん
コーヒーを飲み終えたら
出かけよう
明日の私が
今日の私を後悔しないために