こんな穏やかな日は散歩しよう
気ままに
風を追いかけながら
好きなだけ
ぶらぶらと手を振り
てくてくと足を前に出す
「ほらほらよそ見しないで」
そう声をかけてくれたのは
春を待つ桜の木
見上げた僕の目に映る
たくさんの花芽
お日様の光を吸収して
花になるための
準備を始めているんだね
僕は足を止めて
花芽に見入る
もう少し
春になるまで
もう少し
小春日和の暖かい日
桜の木に見守られながら
僕は立ち止まって背伸びする
花芽と一緒に光を浴びて
花芽と一緒に笑い合う
もう少し
春になるまでもう少し
花開く日まで
僕もここから
君を応援しているよ
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