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颯爽と


さっそうと風を切る

どれだけ雨が降っても

どんなに地面がぬかるんでも

僕は走り続ける



まっすぐに走り抜ける

脇目もふらず

ただひたすらに

この道の先に何が待っているのか

知らなくとも構わない



過去や現在

そして未来さえも

この一本の道の上に存在するのだ



目の前に続く道が

どこかで途切れていても

僕は決して止まらない


地面を蹴り 宙に浮いたら

そのまま大空へ飛び出し

宇宙まで駆けて行くだろう



宇宙には数え切れないくらいの星々が

僕を待つ

音も言葉もない世界で


輝くことだけが役割のような星たちは

臆する僕に

やさしく寄り添ってくれる



僕は星になりたかったのだろうか

いや 違う


寂しさを感じた僕は

流れ星となり地球を目指す



燃え尽きることなく戻れたなら

小さな黒い石となって

地面に転がり

そこで 

みんなの幸せを一心に祈ろう










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