星が巡る
すったもんだしたあげく
僕はここにいる
不思議な縁で
予想できなかった展開だね
十年前の僕には
ああだこうだ言いながら
僕はここにいる
妙ちきりんな運命で
予定しなかった結果だね
昨日の僕には
それは
運命の歯車が狂い始めたせいなのか
神様の粋なおはからいのおかげなのか
よくわからない
星が巡る
今日も新たに星は巡る
宇宙の中の銀河の河を
僕も渡る日がくるのだろう
それがいつになるのかは
予想不可能
悲しいことや嬉しいこと
苦しいことや楽しいことを
誰かに笑い話として聞かせるとき
僕はひとりじゃない
ひとりじゃない僕が
ひとりで銀河の河を渡る
そのとき
そこに幸福という名の
星が流れてきたら
ポケットいっぱいに詰め込んで
僕は僕という人間の魂を着飾り
安らかな永眠を願うのだ
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