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映画のエキスをかける
今日見た夢の話。
わたしは友達数人と、おもしろい映画を観ようとしている。
おもしろいの基準は人それぞれだという話になり、何を観るかで話し合いがはじまった。
1人の友達が、それなら、と言いながら、紙袋からミルフィーユを取り出した。何層にもなった生地でできていて、とても大きいミルフィーユ。
その後、友達は透明な液体の入った小さなガラスの瓶を鞄から取り出し、並べはじめた。
これは、液体になった〝映画のエキス〟だという。
ミルフィーユに、シロップのような〝映画のエキス〟を流しかけていく友達。
生地の隙間に、シロップのような映画のエキスが染み込んでいく。
友達曰くこれは、北野武監督の『菊次郎の夏』のエキスだという。
これが美味しかったら、映画が素晴らしいということらしい。
ひと口たべたら、やはり美味しい。
そりゃそうだ。名作だもの。
と思っていたら目が覚めた。
涼しくて、寒いくらいの朝だった。
相変わらず寝相がわるくて、枕に巻いていたはずのタオルが首に巻き付いていた。
もう夏は終わってしまうのかな。
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