東 徹 精神科医

精神科医

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第2回引きこもり文化祭を開催したい!

第2回引きこもり文化祭を開催したい! というクラウドファンディングを開始しました。 これは一体何なのか、ということを紹介させてください。 #READYFOR #クラウドファンディング 2019年に引きこもり文学大賞という賞を創設しました。 引きこもり文学大賞とは 引きこもりの方に自己肯定感を持ってもらい、生きづらさを緩和すること 引きこもり、元引きこもりの方にそのポテンシャルを最大限発揮してもらい 引きこもりは「悪いこと」という価値観の逆転を図ること を目的に2019

    • 「おま老」の抵抗 (𝕏 まとめ)

      今週は先週までほどの激しい動きはありませんでしたが、社会保障改革の進行を感じ取り危機感を感じている「おま老」(お前も老人になるんだぞ、と脅すこと、またその集団)の抵抗が強くなっている印象です。そのような投稿が多くインプレッションを集めました。 9月15日 重要なことですが 高齢者の公共交通機関の運賃を割引することは社会保障ではありません。 障害者ならわかりますが それなら年齢は関係ありません。 健康な高齢者は当たり前の運賃を払ってください。 https://x.com/k

      • 社会保障制度改革はすでに始まっている (𝕏 まとめ)

        先週に引き続いて、社会保障問題についての話題は多くありました。政府が後期高齢者の医療費自己負担3割に言及するなど、大きな進展があったと思います。世論を変えるべく日々正拳突き(𝕏ポスト)の繰り返しです。 読者の方々にはどうでも良いことですが、今週から日曜日〜土曜日の分を日曜日にまとめます。当日にまとめるとインプレッション数の上位が翌日には変わっていることがあります。実際9月8日は変わりました。 9月8日 大阪は東京を抜いて日本一の都市になる と10年前に維新が言っていた時

        • 加速する時代の足音 (𝕏 まとめ)

          今週も社会保障に関する大きな動きが見られました。もはや後戻りできない大きな流れが加速している音が聞こえます。 9月2日 まさかの自民党からも反サロ正拳突き来ましたね。 もはや誰が一番反サロか競争の様相を呈して来ました。 しかし当然と言えば当然です。 なぜならずっとそこに象はいたのですから。 紅に染まって慰める奴を待っていました。 そして、今 ようやくその時が来た、ということです。 反サロ競争スタート! 自民党総裁選、事実上の首相選の重要な論点に、社会保障問題が現れ、しか

        第2回引きこもり文化祭を開催したい!

          時代の転換点 維新覚醒 社会保障問題全面展開 (𝕏 まとめ)

          1週間の𝕏 のまとめです。この1週間は時代の変化を表すのに重要すぎるターニングポイントでした。まとめる価値ありでした。スクショ入れました。 8月26日 医師も読んでください。 もはや共感しかないと思います。 「もう無理…」なぜ現役世代が犠牲になって高齢者の医療費を負担しなければならないのか?  現状9割引の医療費を7割引にしても「健康には大きな影響はない」とのデータも(集英社オンライン)#Yahooニュース 中田先生による神記事。 医療費自己負担が1割ということは9割

          時代の転換点 維新覚醒 社会保障問題全面展開 (𝕏 まとめ)

          反転しつつある「時代」 (𝕏まとめ)

          𝕏は流れが早すぎて自分の記憶からも消えていきそうになるので 備忘録がわりにその日のインプレッションの多かった投稿をピックアップして 一言コメントを添えてまとめてみる ということを試してみます。 8月19日〜25日のまとめです。 8月19日 私は幸福実現党が良いとは言いませんが 幸福実現党の「言っていること」が「正しい」とは言います。 たしかにカルト宗教が「広がるとしたら」問題ですが 現状は国家ぐるみの壮大な 年齢差別による現役世代搾取と 年金というネズミ講 がタブーとして

          反転しつつある「時代」 (𝕏まとめ)

          医学部の地域枠 得か損か (2016年のコラムより)

          これはとある医学部受験生向けサイトに2016年に書いたコラムです。(すでに閉鎖) 今でも主な論点はあまり変わらないと思うのでここに掲載してみます。 医学部の地域枠 得か損か  みなさんの中で進路に迷っておられる方はかなり多いと思います。医学部に絞ったとしてもどこの大学を目指すかにも色々迷われると思います。それについては以前書いてみましたのでご参照ください。簡単に言えばどこでも将来の仕事にはそんなに関係ないから好きなところへ行きましょう、ということなんですが、一概にそうも言

          医学部の地域枠 得か損か (2016年のコラムより)

          限られた医療費は真に医療を必要とする人のために

          アゴラ に投稿した記事をこちらにも転載します。お読みください。 日本維新の会が高齢者の医療費窓口負担を原則3割に引き上げる提言案をまとめた。これについて現場の現役医師の視点から考えてみたい。 まず私の見解を明確にしておくと、原則3割引き上げには賛成である。 医療費増大が止まらない中で、不要な医療の削減は喫緊の課題であるのは言うまでもない。削減方法にはいくつか考えられる。イギリスのようにかかりつけ医制度によるアクセス制限や保険医療でカバーする範囲の制限なども有効だが、国民

          限られた医療費は真に医療を必要とする人のために

          『薬剤師の処方権による医療の質の向上と医療費削減効果』 薬剤師に処方権を シンポジウム 文字起こし

          2023年8月20日にグランフロント大阪で開かれた 薬剤師に処方権を シンポジウムの 第一部 発起人によるプレゼン 6人目 精神科医 東徹による 『医療の質の向上と医療費削減効果』の動画↑  をアップしましたが そのスライドと文字起こしをアップしました。 動画を見る時間の無い方もこちらをご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いします。医師の東徹と申します。 精神科医をしております。 私が「薬剤師の処方権による医療の質の向上と医療費削減効果」について説明させていただきます

          『薬剤師の処方権による医療の質の向上と医療費削減効果』 薬剤師に処方権を シンポジウム 文字起こし

          薬剤師が処方権を持つと、医療の質の向上と医療費削減効果があります

          2023年8月20日にグランフロント大阪で開かれた 薬剤師に処方権を シンポジウムの 第一部 発起人によるプレゼン 6人目 精神科医 東徹による 『医療の質の向上と医療費削減効果』の動画をアップしました。 こちら↓ 薬剤師に処方権を というオンライン署名キャンペーンをしていますが 薬剤師が処方権をなぜ持つべきなのか。 それを薬剤師や医療従事者だけではなく、むしろ一般の人にこそ知ってもらいたいと思っています。 そのために昨年、リアルな場で実際に議論をしていこう、という目的で

          薬剤師が処方権を持つと、医療の質の向上と医療費削減効果があります

          老害に孫の声を聴かせる話

          今日の朝、通勤中に車を運転しながらこの動画 を見て(聞いて)号泣したので みなさんぜひ見てください。 ぜひ見て欲しいのですが、これを見て私がどう思ったか、を話したいので この動画の説明をネタバレありで書きます。 ネタバレが嫌いな方は先に動画を見てください。 おそらく内容を知った上で見ても十分泣けると思うので 内容を書いていきます。 極限まで要約すると、 オリラジの中田さんがお母さんに補聴器を買ってあげた話です。 以前からお母さんの耳が遠くなっていて、 なんとか補聴器を

          老害に孫の声を聴かせる話

          Twitter(𝕏) フォロワーさん向け近況報告

          Twitter(𝕏)の皆様、ご無沙汰しております。 東徹 精神科医 @higashi1979  です。 聞こえますか。あなたの心に直接語りかけています。 10月12日に私のアカウントが凍結されました。 𝕏からのメールによると 「認知症になったら何もわからなくなるわけではありません。 近時記憶(数分〜数ヶ月前)が衰えるだけで 即時(今すぐ)遠隔(昔のこと)記憶は保たれます。 あなたは1週間前の昼飯覚えてますか? 近時記憶が衰えたぐらいで安楽死したいのなら 今すぐ安楽死したら

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          「精神医学とAIの美しい関係」 『誰でもわかる精神医学入門』 まとめ(ネタバレあり) 試し読み第2弾

           今回も、日経メディカルAナーシングで連載していた「誰でも分かる看護師のための精神医学入門」を全面改訂、書籍化した「誰でもわかる精神医学入門」から、日経BPのご厚意により、「立ち読み版」として一部を一般公開させていただきます。ありがとうございます!  今回ご紹介するのは書籍全体の「まとめ」です。  唐突ですが、みなさんYOASOBIはご存知ですか?今や日本中、知らない人いませんよね、失礼しました。ではYOASOBIの曲は全て、小説や漫画が元ネタとなっており、それに合わせて

          「精神医学とAIの美しい関係」 『誰でもわかる精神医学入門』 まとめ(ネタバレあり) 試し読み第2弾

          『誰でもわかる精神医学入門』 試し読み第1弾

           このたび、日経メディカルAナーシングで連載していた 「誰でも分かる看護師のための精神医学入門」 を全面改訂、書籍化して「誰でもわかる精神医学入門」として出版させていただくことになりました。そこで今回はその「立ち読み版」として日経BPのご厚意により、一部を一般公開させていただける運びとなりました。ありがとうございます!  今回ご紹介するのは、第2章、統合失調症編のまとめ 「統合失調症が治る」とはどういうことか です。  この回は、ほとんど専門的な用語を使わず、一般の方にも分

          『誰でもわかる精神医学入門』 試し読み第1弾

          【青島周一先生寄稿 要旨】薬剤師に処方権を 

          青島周一薬剤師による処方は、医師による処方と比較して、処方内容の質に相違があるか? Abstract 【背景】日本の薬剤師は薬の専門家であるにも関わらず、薬における最も重要な権限の一つである「処方権」を有していない。しかし、処方された薬の有効性や安全性は、医師と薬剤師で顕著な差を認めるかどうかについては議論の余地がある。 【方法】2023年5月7日までに報告されている文献について、PubMed、およびGoogleを用いたナラティブレビューを実施した。なお、薬剤師の処方を

          【青島周一先生寄稿 要旨】薬剤師に処方権を 

          薬剤師に処方権を <寄稿文>

          薬剤師の処方権によるチーム医療の革新と患者満足度の向上 私は医師の立場から、薬剤師が処方権を持つことを推奨したいと思います。それは薬剤師が処方権を持つことによって医療の質が向上する、という実体験に基づく確信があるからです。2016年に、入院患者の治療に関して薬剤師による処方提案をそのまま医師である私が処方する、という試みを行い学会発表をしました。結果としては、重症患者が問題なく改善して退院に至り、患者側の評価も好評だった、というものでした。その試みを通じて、薬剤師が処方権を持

          薬剤師に処方権を <寄稿文>