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MMPIでMMPI-2を使う

 MMPIでMMPI-2をつかうことができます。MMPIをベースにMMPI-2がつくられているで、MMPIと同じ項目があり、その項目を使って使います。だから尺度が部分的な構成(ほんとうは20項目なのに15項目、とか)になります。

1,必要なものは2つ

①自作のエクセル採点プログラム
 
このノートみてつくってください。

②論文1つ
 MMPI-2 各種尺度の新日本版 MMPI への活用のための基礎資料(井手省吾、2020、札幌学院大学心理学紀要(2020)第3巻 第1号)
です

おおむね、採点プログラムの作り方に即して、論文をみてつくれば、できちゃうわけです。

2、結果の読解には、以下参照


 結果は出せますが、解釈ができないと意味がないです。
解釈については他のノートをみてください。
① 妥当性尺度(前半後半
② 内容尺度
③ 補助尺度
④ PSYー5尺度
⑤ RC尺度(RCができるまではここここ、解釈文はここ

3、使用実感


 
 使用実感ですが、Fb,Fpは割とテキスト通りの数値の出方があるようにみえました。MMPIでFが急上昇するスコアではRCdがたいていあがります。そういう設計だものね。そうかそのとおりだった。そしてMMPIでF尺度が上昇していると臨床尺度もガンガン上昇していたけれど、RC尺度でもおなじくみえます。RCdが高いスコアのときは尺度全体の数字が上がりやすい。MMPI臨床尺度とRC尺度が同じように数値変動するか、とみてみるとちょっとちがうとおもったのが4とRC4。前者ひくいのに後者あがる、ということもありました。あと3とRC3。ちょっとずれる印象。でもあとは、わりかし同期する感覚。6,7,8は似た上昇と降下、とみえました。
 内容尺度は解釈文もキレイで解釈の参考には結構なります。実際使える印象。補助尺度の見方はすこしかわっていて、結構おもしろいです。Rが、Esが、O-Hが、Doが、こんなふうに解釈文あって並んでくると、すこし結果を見る角度がかわってきておもしろいです。

 ただ、MMPI-3を見据えると、注目する力点もかわります。内容尺度はMMPI-3には引き継がれるかわかんないないんですよね。補助尺度、もきっとそうかなあ。だからいくつか引き継がれる尺度に注目がいきます。妥当性尺度はSよりもFb、Fpに注目しちゃうし、なによりRC尺度、PSY-5。

4、おわりに

 このMMPI2(by1)をもってして、現在最先端だぜ!とうそぶくつもりでしたが、そこまでいえんのかなぁ、と思います。そもそも項目はMMPIでしかないです。MMPI-2じゃなくて、MMPIのあたらしい尺度作ったぜ、っていうことくらいでしかないのかな、とも思います。でもそうやってMMPIって発展してきてるのだし、尺度の構成(この項目たちで、ひとまとまりで尺度だぜ)新しい切り取り方であること、も確かなことです。
 実際の話、いくら解釈文がととのっても、現行のMMPIの解釈をベースに、参考程度に使います。「基礎尺度/2点コード」で出てくる仮説を「追加尺度、下位尺度」などでリファインさせ、そのさらなる補助に「MMPI2(by1)」の皆さんに登場してもらう、という感じです。

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