「MMPIでMMPI-2を使う」ことを目指して学んでいます。「MMPI2(by1)」計画と呼んでます。その学びの一端をシェアしたいと思います。本ノートはMMPIヘビーユーザー向けです。
特に今回は、MMPI-3にも引き継がれる再構成臨床(Restructured Clinical/RC)尺度です。すべてMMPI-2トレーニングスライドに基づいています。今回は、RC尺度の作り方、について。
おもに因子分析をつかった、統計的手法に基づいた質問紙の作り直し、の流れ。中心は「士気喪失」。これが団子の櫛。臨床尺度の中心は文字通り「種」。「種」は核となる要素、今まで臨床尺度は項目重なっちゃっていたから、ちゃんと弁別できる、他と違う尺度をえりすぐって取り出してつくっていく、というイメージでしょうか。「種」から花咲くのがRC尺度ですね。
そのなかで第5尺度、第0尺度はお別れ。確かに、MMPI・MMPI-2時代から、5,0を含むコードタイプってその是非が問われていました。そうだ、MMPI-2RF/MMPI-3では、4-5-6尺度の「受動攻撃Vパタン」は、もう使えないんでしょうね。受動攻撃Vパタン、結構いいんですよ。使えるんですよね、あれ。
注釈にコメントします。
(※1)
よく意味が分からない。
原文は
Item factor analyse of each individual Clinical Scale combined with Demoralization items will reveal Demoralization factor and factor representing distinctive core of Clinical Scale in question
たぶん、あんなかんじだとおもう。
(※2)
不均質の原文が「heterogenity」
「異質な、不均質な」という意味。
対義語に homogenity 「同種、同質(性)、同次性、均質性」
この対の言葉は印象的で、まさにMMPIの基礎尺度はheterogenity、RCはhomogenityってこと。
(※3)
ETOHがわからない。
検索しても全部「エタノール」と出てくる。エタノール男性、エタノール女性?アルコール依存グループか?などと考えてしまうが、そうだと裏付ける情報もないです。