鯖江に行くと決めた。 1日目

鯖江に行くと決めた。

今少しでも不安を和らげ、鯖江の空気を吸いたいと思い、
向かう乗り換え駅のホームでFM FUKUIのラジオを聴いている。

鯖江との出会い。

もとを辿ると、デザイン学生時代に福井県鯖江市にIターンで、
デザインの力をつかって地域と関わるデザイン事務所"TSUGI" を知った。
「かっこいい。こういうことができる大人になりたい。鯖江に行って話を聞いてみたい。」気持ちだけは人並み以上に持っている学生だった。
だが、その頃の僕は写真もやっていなければ、自分で何かつくっているというものがない学生で、正直その状態で、会いに行く自分のモチベーションがそこまでなかった。

今はフォトグラファーとして、写真が自分の手段になった。
写真には自信がある。写真以外にも好きなものがたくさんある。
そこからHide Watanabeを少なからず知ってもらえる 何か は今は持っていると思う。

時を経て、鯖江。

時を経て、友人が鯖江に来ていると言う話を聞いた。
とても楽しそうだった。
電話で話したのだが、とても声がいきいきしていた。

「おもしろそう…行ってみたい！」

半ば、いつもの絶対やらないけど、#やりたい/行きたい"と言うテンションで話すような口調で話していたが、もう今は、鯖江にいる。
2ヶ月と自分にルールを設けて、その中で一生懸命、頑張りたいと思った。

正直不安だ。
誰でも初めてすることは、恐怖や不安に駆られるものだ。
それよりも、ワクワクやドキドキの気持ちの方がうわまっている。

この先どんな2ヶ月を過ごすだろう。

環境を変えてという挑戦。

2ヶ月はあっという間だ。
だからこそ、濃い2ヶ月にしたい。
鯖江に対して、鯖江の人に対して、今自分がいるということで小さくとも恩返しをいる間に、少しずつしていきたい。

今、場所を移す、況してや自分自身の今の状況で行くことはとても大きなリスクだ。リスクを負わない人生は面白くない。
リスクと言うと、少しネガティブな要素があるが、
根拠としては、リスクを追うことで、必然的に知識と、知恵を得られると思うので、今、チャレンジしたいと思う。

旅をしたほうがいい。

みうらじゅんさんが言っていた。

旅をしたほうがいい。
楽しい旅行があれば、つまんない旅行もある。
行くことに意味がある。

と。
今回の鯖江生活は、あっという間かもしれない。
今回の自分は物理的な環境を移動したが、旅という考え方は決してどこにいてもできると思う。
意識をどこまでするか、だと思う。
環境を変え、いろいろな意識を無意識に向けれるようにしてみよう。

空気が美味しい。
まずは深呼吸して鯖江の空気を吸おう。