【触らずに、でも触れるかのように・・・】

昨日、施術の依頼を受けてある場所へ。

クライアントさんは、
この春から中学生になる男の子。

当初は首が痛くて動かないという症状から、
依頼をもらっていたけど。

少し時間が空いて、実際に会ってみると、
首は多少の違和感があるものの、
ほぼ問題ないくらいに回復していて。

ただ、その首の痛みを作った原因は、
その男の子の心の奥に潜むモノ。

見た目は子供であっても、
そこらへんにいる薄っペらいアホな大人よりも、
よっぽど大人であるが故に・・・。

理解されない事への、拒絶される事への、
自分以外の周りの人間に対する怒り。

それと同時に、なかば諦めに似たような、
哀しい気持ちから生まれる自分自身への抑制。

それはまるで、胸の奥でつっかえを起こし、
重いフタのように塞がって、
自由な心や本音をギュッと縛る鎖のようで。

だから、昨日は施術と言うよりも、
カウンセリングというかセッションというか。

いや、そうじゃなくてもっと、
それこそもう、シンプルに話すだけというか。

触らずに、でも触れるかのように、
ただただ話すだけ。

施術で身体を触ることが必要でない、
そんなクライアントさんはたくさんいる。

というか、むしろ増え続けている。

それは、ただ触るとか整えるだけでは、
良くならない人が多いということ。

むしろ相手が良くなるために身体に触れることが、
必要不可欠ではないし逆に言うと、
下手に触れない方がいいケースもあるということ。

ただ話をしているだけで、
相手の身体が良くなることもたくさんある。

もちろん、
ただ単純に話しているわけじゃなくて。

相手の言葉と身体の反応を見ながら、
そのズレや違和感や詰まりを感じ取る。

もしそれに、本人が気づいていない場合、
そこが突破口となって、
治癒力を促進させるきっかけになり得る。

だから、話す。
触れるかのように、話す。

そうすると、
触れなくても触れたかのようになる。

相手が抑えているブレーキを弱め、
重荷を軽くし、ガードや鎖を緩める。

吐き出したいモノを素直に吐けるように、
表現したいことを自由に表現できるように。

そうなれるための刺激だったら、
なんだってイイ。

それをどれだけ届けられるか、
どういう角度から伝えられるか。

昨日の僕のお役目は、
たまたまそれだったということ。

貴重な経験をさせて頂いた〇〇君、
ありがとうございました。

ここに書いたようなことも結局は、
何を感じ取っていくか次第で、すれがすべて。

その力を高め、磨き、活用するためには、
トレーニングも必要。

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彼のような人を導くには、
僕もまだまだクレイジーに生きないとね～。

とりあえず・・・歯、磨けよっ！！ｗ

ではまた、明日に・・・。
Thank you～♪

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