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「チームワーク」について考えてみよう

チームや会社には多様性が大事という話を書きました。しかし、多様性のある人材がいるだけではダメです。多様性のあるメンバーがチームとして協力して働くということこそが最も大切なことになります。

 前回の3タイプ(突破、コツコツ、がむしゃら)の人に再登場してもらって、どのようにチームが働けば良いのかを考えてみましょう。

 まず新しい課題があったときに最初に活躍すべきは突破タイプの人です。課題を理解し、本質的な問題を見極め、適切で効率的な解決方法を提案します。

 ここでコツコツタイプの人の登場です。解決方法の問題点の分析や緩和策、考慮漏れなどをフォローすることで、解決へのアクションはより洗練されていきます。突破タイプの人が最初に考えた解決方法では問題の解決ができないと判明することもありますが、突破タイプのひとの第二案を刺激するのもコツコツタイプの人の指摘があってこそです。

 取るべきアクションが整理されたら、実行はがむしゃらタイプの人が得意です。持ち前の忍耐力でアクションを実行していきます。

 理想的にはこんな風に仕事が進めば良いですよね。それぞれがそれぞれの役割をもち、他の人では解決できない問題を担当していく。つまりはこれが「適材適所」というものです。

 経営学者のピーター・ドラッカーはマネジメントとは「強みを発揮させ、弱みを無意味なものにすることである」という言葉を残しましたが、これを実現するのが適材適所とチームワークという切り離せないものなのだというわけです。

もちろん、お互いに協力していくためには「心理的安全性」が必要ですよね。心理的安全性の高いチームを作るには、ひとりひとりが「H.R.T」を意識したいところです。


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