[ロゴ刷新] ALTURAでの「会社ロゴ」の考え方(コンセプト、プロセス、ボツ案)
こんにちは、ALTURAの笹倉です。
2022年2月14日をもって、株式会社ALTURAロゴマークを変更することに踏み切りました。今回はロゴのコンセプトや背景、ロゴ制作におけるプロセス、ボツ案、トライした事などを紹介しようと思います。これからロゴをつくる際の参考にしてください。
[ロゴ刷新] ALTURAでの「会社ロゴ」の考え方
2016年の創業時から約6年間を共にしたロゴマークへの愛着はありますが、ALTURAの未来を見据えた決意を表明したロゴマークとしました。製作者はデザイナーの平塚氏、UI/UXデザイナーの丸尾氏と共同で作成しました。
ALTURA(アルトゥーラ)はテクノロジーを活用して「医療」の世界を、人々の「健康」の世界を革新する事業を展開しています。
医療介護の業界は、収益構造や労働構造、組織管理体制、評価基準など一般の事業会社と違う点が多くあり、医療介護特化の課題解決を行う事業が必要だという仮説があります。
*ALTURAがうまくいくことでその仮説は実証されるという逆説的な考えでもあります。
なので、
「ALTURA は医療介護業界の推進者である」=「この業界に新たな上昇気流を起こし続けるために、ALTURAは変化し続ける」という印象をロゴで意志表明したいというのが制作におけるポイントでした。
*ALTURAの言葉でいうと、上昇気流とは「ターニングポイント、きっかけ、インフラ、発展」を示します。
そして、これが2022年2月14日から始まる新しいロゴマークです。
このロゴは、現在のスタートアップのトレンドであるワンカラー、シンプルとは逆の方向性でありつつも、なにか力強さと先進性を感じ、ときには優しさを感じる印象。
さらには、一見すると医療介護業界の会社ロゴという風には見えないが、形骸化された業界になにか新しいムーブメントを起こしてくれそうという求心力が出せているような気がしています。
医療介護業界に関与する王道な新興企業のロゴと並べてみました。遠くから見ると「花火」にも見えますね。
ALTURAのシンボルとコンセプト
シンボルである『上昇気流』
シンボルマーク
シンボルマークは、「上昇気流ができる瞬間」を表した「巻き込む力」をコンセプトにしています。フォルムを「手」「火種」にすることで、情熱と人の繋がりを生み「集合」と「融合」、「目的(パーパス)」によって8(∞)方向に広がる可能性を表現しています。(詳しくは後述)
1つの情熱(火種・手)が重なり、大きく燃え盛ることで生み出す「UPDRAFT(上昇気流)」
医療へのリスペクト
一部の方にしか分からないかもですが、シンボルとしての上昇気流にも
「医療への想い」があります。
WHO(世界保健機関)のマーク
なぜ、ヘビのマークなのか?
「上昇気流=登り続けるへび」
「アスクレピオス=ヘビつかい」
「アルトゥーラ=上昇気流つかい」
医療・医療介護職を推進する企業の象徴として、世界的に広く知られるシンボルマークとなる「覚悟」を感じ取ってもらえたらと・・w
このロゴにはALTURAの想いだけでなく、「医療」へのリスペクトが多数込められています。
ロゴの解説は、デザイナー平塚氏、UI/UXデザイナー丸尾氏のコメントをそのまま引用したいと思います。
ボツになった他のロゴ案
フォルムは同じ「手」「火種」ですが、数が違います。
実は今回のロゴマークは「8」にこだわりました。というのもALTURAには❶ ステークホルダーが8方向あるということ。
またALTURAは、❷「磨き続けるプロセス」を大切にするという2つの理由があります。
❶ 8つのステークホルダー
❷「磨き続けるプロセス」を大切にする
またこのような案もありました。
1つの情熱(火種)が重なり、大きく燃え盛ることで生み出す「UPDRAFT(上昇気流)」というシンボルモチーフの表現はできていたのですが、
『出発点(火種)を示すか or 着地点(未来)を示すか』
で正直悩みました。
しかし、常に着地点を示し続けたいという情熱からボツ案となりました。
そして、生まれた8方向の「火種」と「手」
「プロダクト名=会社名」にしなかった理由
実は今回のロゴ刷新のタイミングで、会社名を変更するというアイディアがありました。株主からも指摘が入ったことがありました。
トレンドである「プロダクト名=会社名」にしようか。
会社名を〇〇グループとすべきだろうか。など、多くの議論がありました。
しかしながら、「プロダクト名=会社名」にしなかった1番の理由は『ALTURAが解決する課題』=『医療介護の課題』であるからです。
Vertical SaaSとして展開するALOLiNKも、ALTURA Partnersも医療介護業界の課題解決に向けた事業です。
1カンパニー1プロダクトは確かにスマートで、わかりやすいのですが
我々のような業界特化型の事業において、1プロダクトでビジネス展開することは適さないと考えています。
規模はまだまだ違いますが、弊社ALTURAがベンチマークしているアメリカの会社Veeva systems。
Veeva systemsさんのように
ALTURAも医療介護に特化した事業展開をしていく上で、業界課題にいち早く察知し、検証を繰り返すことで新たな価値を創造していくことが重要だと捉えています。
「1カンパニー1プロダクト」ではなく「allプロダクト 1ドメイン」で事業展開を考えています。
これは1つの「火種」「人の手」によって価値を拡張していくことがALTURAの経営の根幹であると同時に我々ALTRAの「決意表明」でもあります。
抽象的な言い回しではありますが、これが「プロダクト名=会社名」にしなかった理由であります。
ちなみにですが、刷新前のロゴマークの説明もここでしておきたいと思います。
[刷新前]2016年〜2022年2月15日までのロゴマーク
今までのロゴマークには、このような意味がありました。
ペルソナ:40代の身体に悩む女性
ALTURA =高みへ(スペイン語)
明朝体 =エレガンス、美
三日月 =ヒトの優しさ
イメージ =台風(渦巻き)
3色 =身体に悩む人、ALTURA、仲間
今もなお、身体に悩む方へのアプローチはしていますが運営形態が大きく異なっています。この経験がALTURAを大きく成長させてくれました。
関係各所の皆様には本当、感謝ばかりです。ありがとうございます。
最後に
余談ですが今回のタイミングで、会社ロゴだけでなく
■医療介護特化クラウド人事サービスALOLiNK(アローリンク)
■ヘルスケア領域専門コンサルティングALTURA Partners(パートナーズ)もリブランディングしました。
関わる全ての人と、上昇気流に。
ALTURAは「高みへ」という意味があり、私たちと関わる人は皆「上昇気流/UPDRAFT」という考え方を掲げています。
この考え方を追求した結果、ALTURAでは優秀で個性あるスペシャリストの集団がひとつのゴールに向かうチームとして働いています。
こうした理念が、ALTURAに柔軟性や楽しさ、刺激、創造性、協調性、そして最終的には成功をもたらしてくれるものだと信じています。
五人目のエンジニア採用を募集中
ALTURA では、正社員のエンジニアさんを募集中です!
我々のワークスタイルは「自由と責任」です。
正社員、業務委託者という契約形態に縛られず、ビジョンに向かって邁進することを最大の目的としています。
「家族に医師や医療従事者がいて、医療業界に近いところでITの力を生かしながら仕事をしたい」
「自分自身が体調を壊した過去があり、医療介護に貢献したい」
「家族が医療介護業界にお世話になった」
など、人によってモチベーションやきっかけは異なると思いますが、その部分をきちんと理解してリスペクトをしていきたいと考えているからです。
その積み重ねの結果が
“Why ALTURA?”という問いに対する「情熱」であり、「火種」。
いわゆる、上昇気流を発生させる組織としての重要な条件だと。
私たちと一緒にチームをつくって働きましょう〜!
まずはカジュアル面談をご応募ください。
https://altura.co.jp/recruit-engineer
ということで、ご応募お待ちしています〜!
株式会社ALTURA
ALTURA Inc.
代表取締役CEO 笹倉栄人
"医療&介護に
新たな「上昇気流」を作り出す"
ALTURA(アルトゥーラ)はテクノロジーを活用して「医療」の世界を、人々の「健康」の世界を革新する医療×ITのスタートアップです。
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