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オススメの速読法を紹介します!

私は、通勤の時間に読書するのが習慣になっています。最近だと、年間100冊くらいは読んでます。

今でこそ習慣になっていますが、以前は読書が嫌いで、年に1〜2冊くらいしか読みませんでした。。その頃は、1冊読むのに合計3〜4時間くらいかかってました。。^^;

ですが、試行錯誤する中で、どんどん読むスピードも上がって行きました。今では普通のビジネス書であれば、1時間前後で読めます。(古典、翻訳本と言われるものは、そこそこ時間がかかりますが…)

その試行錯誤の段階で、効果のある方法をいくつか見つけました。今日はオススメの速読法を紹介したいと思います。


①本を読む目的を明確にする。 

速読する際、一番大切なのは「本から何を得たいのか」を明確にすることです。

例えば、
・文章を上手く書くためのノウハウが知りたい
・プレゼン資料のデザインを綺麗にするための知識が欲しい
・人前で緊張せずに話せるようになるための、効率的なトレーニング方法が知りたい
といった感じです。

目的が明確になれば、本との接し方も変わってきます。「とりあえず、為になりそうだから、読み進めよう」という受動的な読み方から、「俺の知りたい情報はどこにあるんだ!?」という能動的な読み方に変わるんです。

速読のためには、まず、このような能動的な読み方に慣れることが最重要です。


②最初にまえがき、あとがき、目次に目を通す

目的が決まったら、読もうとしている本のまえがき、あとがき、目次に目を通しましょう。まず、ここでやるべきなのは、「この本を読むことによって、自分の目的を達成できるかどうか」を考えることです。

もし、「この本では目的を達成できない」と判断したら、そこで読むのは止めて、別の本を探すようにしましょう。時間は有限ですので、読む本は戦略的に選ぶべきです。(この取捨選択こそ、一番の速読術かもしれません。笑)

一方で、「この本で目的を達成できる」と判断したら、まえがき、あとがき、目次を読み込んで、筆者の最も言いたいこと(主張)を探します。

文章術の本で例えると、「徹底的に読み手目線で考え、文を紡いでいくことが最も重要だ」という書き手がいれば、「面白いネタさえあれば、型に当てはめるだけで良い文章が書ける」という書き手もいるかもしれません。

筆者の最も言いたいことがわかれば、本文の内容を予想しながら読むことができます。筆者の主張をわかりやすくしたり、補強するのが、本文の役割です。本文は、筆者の主張に向かって、綴られていきます。

この辺りを意識しながら読むと、理解スピードが上がるはずです。


③本文中の小見出し、図表、箇条書きに目を通す

本文を読み進める前に、ページをパラパラめくりながら、小見出し、図表、箇条書き部分に目を通します。

小見出しには、目次よりも細かい内容が含まれています。小見出しを読んでいくだけでも、本文の内容が大分イメージできます。

図表は、複雑な概念・理論をわかりやすく解説するために、用いられることが多いです。特に、ツリー図、ベン図、相関図など、体系・構造を示したものは理解を助けてくれるので要チェックです。ただし、絵・イラストは飛ばしてしまってOKです。

あと、本文中の箇条書き部分にも注目しましょう。箇条書きには、ポイント(要約)、方法、手順など、重要な内容が記されていることが多いからです。


④漢字、カタカナだけをスキミングする 

日本語の文章は、主に、漢字、カタカナ、平仮名で書かれています。ここで注目して欲しいのは、漢字・カタカナです。

漢字・カタカナの方が、平仮名よりも、多くの意味・内容を含んでいます。実際、平仮名を無視して読んでも、大体の文意はつかめます。

少し試して見ましょう。

この記事の最初の方に「今でこそ習慣になっていますが、以前は読書が嫌いで、年に1〜2冊くらいしか読みませんでした。」という一文があります。

この一文から漢字だけ抜き出してみると、
「今 習慣 以前 読書 嫌い 年 (1〜2) 冊 読」
となります。

これだけでも、なんとなく意味がわかりませんか?

平仮名は飛ばして、漢字・カタカナだけを拾っていく。そうすれば、あまり理解度を落とさずに、読むスピードを大幅に速くすることができます。是非、試してみてくださいね。


⑤パラグラフの1文目だけ読む 

論理的に構成された文章は、パラグラフの1文目に主張・要約が書かれることが多いです。なので、パラグラフの頭に絞って読み進めていくと、文章のポイントを効率的に掴むことができます。

ただし、日本人が書いた文章の場合は、このようなパラグラフ・リーディングが通用しないケースもあります。

英文の場合、
・1パラグラフ=1トピック
・トピックセンテンスはパラグラフの頭に配置する
というルールが厳格に守られます。

しかし、日本人が書いた文章は、必ずしも1パラグラフ=1トピックとは限りません。主張・要約の文がなく、例示のみで構成されるパラグラフもあります。この点は注意が必要です。


以上が、私のオススメの速読法です。
良ければ、是非取り入れてみて下さいね。

それでは、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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