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僕が考えるコーポレートに必要な資質

はじめに

10年前に話題になった映像であるが観たことあるだろうか?
有名な映像なので観たことがある人は多いかもしれない。

デレク・シヴァーズ氏の「社会運動はどうやって動かすか」というテーマで行われたTEDトークでの動画である。

How to start a movement.

この映像は、このように解説されている。

・リーダーシップで大事なのは最初のフォロワー。
・リーダーは最初のフォロワーたちを対等に扱うことが重要

このTEDのプレゼンは3分という短い時間に観客を惹きつけるため、最初に踊っている人を、「おバカちゃん」というように言っているが、ここではもう少し客観的に捉えていきたい。

ファーストフォロワーの異なる解釈

これは社会運動が広がる現象を説明しているのだが、違った見方もできると思う。確かに、映像はムーブメントが起きているが、数の要素が強いかと思う。少々端的な言い方だが、集団になると不安は減る。その集団にするためのキーになった人は、ファーストフォロワーだよね、程度かと思う。私はあえて、最初から裸踊りをしている人に注目したい。彼は一人では楽しめない。そこに音楽が流れており、その音楽を奏でている演者がいる。つまり彼は、その演者の奏でる音で、楽しんでおり、また、その演者のことを体全身で応援している。そこには、みんなを踊らせようなんて微塵も考えてない。(一緒に楽しもうとする人は大歓迎であるが)でも、結果として、そこにムーブメントを生んでいる。彼は、ムーブメントをコントロールしていないが、彼なしにはムーブメントは起きなかった。そこに必要だったのは、熱量である。演者にとっての、真の「ファーストフォロワー」は、最初に裸踊りをしていた彼ではないだろうか。

NEWPEACEに必要な「ファーストフォロワー」

この人こそ、ビジョニングカンパニーであるNEWPEACEのコーポレートに必要な資質なのではないか。弊社は、メンバーそれぞれがビジョンを持っている、もしくは、自らのビジョンを探究しようとする意思がある。それぞれの事業は、個人のビジョンベースで成り立ち、その事業に自らのビジョンが共鳴するものが仲間として集う。世間では一般的にクライアントワークと言われる業務も、僕たちはCoWorkと名づけ、共に世の中へアクションする、仲間だと認識している。ビジョニングとは、これまで当たり前だと思われてきたことや、不変だと諦めていたことに、風穴を開けて、世の中に希望の光を射す行為である。僕は、そんなビジョンの旗を立てて、世の中に発信する行為は、この映像でいうところの、画面には映らない演者であると思う。

孤独と不安を振り払う熱量

ビジョニングの最大の敵は、孤独と不安であると思う。ステージで自ら信じる音を奏でているのに、誰も聞いてくれない、反応してくれない。そんな状態が日々の業務であるとすれば、当然不安になる。自分が正しいと信じていることでも、孤独になり、不安になったら、立ち止まってしまう時もあるだろう。もちろん、突破力のある人間もいるが、全員が全員そうでは無い。だから、裸踊りをしていた彼のように、全力で応援してくれる人が必要なのである。周りの目を気にせず、熱量高く、よりそってくれる人が必要なのだ。ファーストフォロワーに必要なのは、勇気ではなく、熱量であると思う。

さいごに

僕の長所に、信頼している人間の、信じていることを自分ごととして本気で信じることができる。孤独や不安を払拭するには、仲間が必要だ。多くのビジョンが集まり、立ち上がるNEWPEACEには、「自分のことを信じて、全力で応援してくる」仲間が必要だ。それがNEWPEACEという会社がビジョンベースの縦割りでバラバラな組織になることなく、会社に所属することに意味と意義を感じてくれる人たちの集団になるえるために必要なことだろう。


(TEDのファーストフォロワー論を否定しているのではなく、映像で言うところのファーストフォロワーを僕なりに再解釈している)

▼NEWPEACE 

NEWPEACE note マガジン

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