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店舗数増加中!高地トレーニングジム「ハイアルチ」って?

こんにちは。
渋谷でパーソナルトレーニングジムトレーナースクールなどを運営している岡崎秀哉(@hide_sharez)です。
SNSでは、フィットネス関連の知識情報、フィットネスビジネス関連の情報を発信しています。

今回紹介するのは、高地トレーニングジム「ハイアルチ」です。
僕の周りでも通っている方がおり、評判が良いのと、店舗数がどんどん増えているので注目しています。

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という事で、ハイアルチについて解説していきます。

1.ハイアルチって?

ハイアルチとは、「ハイアルチテュード=高地環境」の略で、標高2500mの高地環境を再現したジムです。オーストラリアなどでは似たようなトレーニング施設があるようです。
標高2500mというと、いわゆるアスリートが行う高地トレーニングを行うレベルの高さで、酸素濃度が薄くなります。
その状況をジムで再現し、低酸素状態でトレーニングする事で、効率よく身体の機能を向上できる、というジムです。

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サービス紹介はコチラの動画などがイメージしやすいと思います。

2.どんな方が作ったの?

ハイアルチの代表者は、1987年生まれ、東大卒の「坪井玲奈」さんという女性の方です。コンサル会社を経て、ヨガスタジオを多数展開する「スタジオヨギー」の取締役に。その後、日本初の「ブリスボール」専門店「フードジュエリー」を出店しています。

ブリスボールとは、オーストラリア発祥のお菓子で、No Sugar(砂糖なし)、No Gluten(グルテンフリー)、No Additives(添加物なし)のドライフルーツやナッツからできた「罪悪感ゼロ(ギルトフリー)」の新感覚スイーツです。

その後、プログラム開発者でもある新田幸一氏と出会い、坪井さんご自身が高地トレーニングを体験し、「日常的なカラダのメンテナンスの手段として一般の方向けに高地トレーニングを広めたい」と感じ、2017年にハイアルチを創業しています。

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同時に複数の事業を起業する「パラレルアントレプレナー」というキャリアを歩む注目の起業家です。

3.ハイアルチの特徴は?

高地トレーニングが体験できる「ハイアルチ」では、「30分歩くだけで、2時間の運動効果」とキャッチコピーで唄っています。

高地トレーニングは何が身体に良いのでしょうか?
HPの情報を参考に、ハイアルチが提唱する高地トレーニングの効果について解説していきます。

○最大酸素摂取量の向上、ミトコンドリアの活性
低酸素状態になると、空気中の酸素量が減るので、呼吸数が増えます。1回の呼吸による酸素の取り込み量(最大酸素摂取量)を増やそうとします。さらに、ミトコンドリアを活性化し、エネルギーを生成しやすくします。
呼吸によって取り入れた酸素は、肺から血液中に溶け込み、ヘモグロビンによって細胞まで運ばれます。そして、細胞内のミトコンドリアに送り込まれてエネルギー(ATP)を生産するのに使われます。
ですので、低酸素状態で運動するには、1回の呼吸での酸素取り込み量を増やし、ミトコンドリアがしっかり機能する必要があるのです。
つまり、効率よく、持久力や、脂肪燃焼効率、疲労回復能力の向上に繋げる事ができます。

○ミトファジーの活性化
ミトファジーとは、ミトコンドリアが自身を分解し、再利用する「リサイクル・システム」のことです。ミトファジーの機能が働かない状況になるとミトコンドリアが機能低下し、老化現象が進んでしまいます。
ハイアルチの低酸素状態での運動により、ミトファジーを活性化することで、アンチエイジング効果を高めます。

○気圧は変化させず、酸素濃度だけ低酸素に
実際の高地では、酸素濃度と共に気圧も低下してしまうので、頭痛や吐き気などが起こってしまう「高山病」のような症状になってしまいます。
一般の方が突然標高2500mに実際に行くのは危険も伴うのです。
しかし、ハイアルチでは、気圧は変化させず、低酸素状態を作っているので、その点は安心して初心者の方でも利用できるようになっています。

○測定器を用いたパーソナライズされたプログラム
赤血球内のヘモグロビンと結合した酸素量の割合をSpO2と言います。
ハイアルチの運動では、SpO2を指の血液から計測し、一人ひとりに合わせた運動負荷に調整し、効果を出していくプログラムになっています。

○アスリートも認める効果
サッカー選手の槙野智章選手がHPにも掲載されており、多くのスポーツ選手が実際にトレーニングに訪れているそうです。

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これまで、ジムといえば、筋肉がつく、痩せる、と言った表層的な部分にアプローチし、変化を目指すものが多かったですが、ハイアルチでは、ミトコンドリアや内分泌系にアプローチすることをコンセプトにしており、これまでのジムとは一線を画しているといえます。

4.料金設定はどれくらい?

体験トレーニング:3000円

一般の方向けには、月4回:月額10,000円〜通い放題:月額20,000円と言ったイメージです。(各店舗によって若干異なる)

月額30,000円〜のアスリート向けプランもあります。また、小学生、中高生、選抜とジュニアアスリートも通えるプランもあります。(週1回〜週2回で月額10,000円〜20,000円ほど)

5.ハイアルチはどれくらい伸びているの?

残念ながら、売上や会員数は公開されていませんが、確実に伸びていると言って良いと思います。

2017年に1号店を出店し、現在では出店予定店舗、コラボ店舗を含め、17店舗展開しています。(2020年7月現在)

これだけ特徴的な内容で、ここまで店舗数が増えているという事は、体験者がかなり効果を感じ、口コミしているのだと思います。
また、恐らくですが、低酸素環境を作るメソッドは特許や商標を取得しているので、簡単にはマネできない気がします。

6.まとめ

昨今、クロスフィット、フィールサイクル(暗闇バイクエクササイズ)、ビーモンスター(暗闇ボクササイズ)、ペロトン(自宅バイクエクササイズ)、HIITトレーニング(高強度インターバルトレーニング)、ブートキャンプ系プログラムなどハードなエクササイズが流行しています。以前から存在しましたが、昨今熱が高まっていると思います。

ハイアルチもその要素があるトレーニングで、トレーニングによる、達成感、機能向上など体感効果が高いものと思われます。
そう言った意味では、一見斬新な「高地トレーニングジム」という概念ながらトレンドに乗っているなぁとも思ったりします。

これからも店舗展開をどんどんしていくと思いますし、日本から海外に展開し、ヒットしていく可能性もかなりあると思います。

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