「孤独」は消せる。

オリィ研究所の代表であり、ロボットコミュニケーターの吉藤 健太朗さんの著書。


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吉藤さん本人が3年以上の不登校や何度もドロップアウトした中で「孤独」とどう向き合って、消すミッションに取り組んできたのか詰まっている。


冒頭の「ないなら、つくる」から共感できる。

四次元ポケットのような黒い白衣から研究室、そして孤独を解消するロボットまで作ってしまうエピソードを見ると、「孤独を消すことに人生をかける」使命に真摯に向き合い本当に取り組んでいることがわかる。


そして人付き合いが苦手でも、人と触れ合うことの大切さが伝わってくる。

孤独とは人に必要とされないこと。必要とされることがわかると、体が動かなくとも人は生きていける。


吉藤さんを知ったきっかけは以前書評したWITH ALS武藤さんの著書KEEP MOVINGで、六本木で開催していた分身ロボットカフェやバンキシャの特集を見たことから本書を手に取った。

AIやロボットを研究しながらも、人との出会いを大切にしている吉藤さんに私も会ってみたい。

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吉藤さんのロボットOriHimeを私も操作してみたいです。


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