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「Demiちゃんが行く!!」#5 写真家 緒方秀美 私小説 ”よし決めた!!カメラマンになる"

こんばんは。今日もお疲れ様でした。
私小説書きながら子供の頃を振り返ると、ドラマチック人生を楽しむ星の下に生まれたのだなとつくづく思います。
命ある限りトコトン楽しんで写真撮って生きていこうと思っているので、ずっと私の作品みててくださいね。

前回は交通事故で奈落の底に落ちたデミがロックミュージャンの写真を見た事で、その一枚の写真からエネルギーをもらって蘇ったお話しでした。

そして病院のベッドの上で決めたのです。

”よし決めたカメラマンになる!!"

「凄い!!カッコィー!!よぉし私もカメラマンになる!!」写真を観た事で身体中にエネルギーが充満する奇跡が起きた!!
翌日にから蘇ったようにリハビリがんばって急激に回復、両親にもカメラマンになるという事をハッキリ言えて、この死にかけてたデミがこんなにも燃えて急激な回復力を見せて奇跡が起こった。もう学校の勉強も遅れまくって進学も無理だ、こんな学歴社会の日本では今のデミは缶詰め工場に勤めるか、農協でしか雇ってくれないだろう、別にその職業をバカにしているわけではない、子供の頃に思った事、自分を表現してみんなを喜ばせる仕事からはあまりにもかけ離れてる職業だから。だったら死にかけてたデミを蘇らせてくれた写真、そんな写真を撮るカメラマンになる。
よし決めた!!デミはカメラマンとして生きていく。
そう決心した翌日にお父さんがカメラを買って病室に持ってきてくれた。はじめて買ってもらったカメラはNikonF3、その時のデミには持てないくらい大きく重いカメラでした。
退院して通院している時もやれる事はまだ限られていてお母さんの洋服屋の店番するくらいだった。
田舎の洋装店だから洋服は作らなくても近所の人がよくお茶のみに入ってくるような店、ある日お店にその街では知られてる占い師のおじいさんがお茶のみに入ってきたので、ここぞとばかりにデミは「私はカメラマンになりたのですがなれますか?」と聞いてみた。占い師のおじいいさんは私の目をじぃ~っと見て、そくざに強い口調で「なれる!!!影に感謝していけば絶対になれる!!」あとは「湧き水が出てるところを見に行け~~~~etc.」いろんな事を言ってくれたけど「影に感謝」という言葉がデミには衝撃であとの言葉はどうでもよかった。


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