別れと出会いのシーズン

三月は別れのシーズンです。小学校・中学校・高等学校の卒業式はすでに終わっている所がほとんどですが、大学ではこれから卒業式が行われるところもあるでしょう。九州大学は今年は明日の3月20日に学位記授与式(卒業式)が行われます。

大学院を経験していない人にはわかりませんが、学部4年生の場合は｢卒業｣ですが、大学院生の場合は修士・博士共に｢修了｣と言います。今年も多くの学生さんたちが、卒業／修了して巣立っていきます。最近は、留学生対象の国際プログラムが数多くあるので9月卒業も増えてきましたが、まだまだ3月卒業の方が主流になっています。

私の研究室でも、5名の学生さんが卒業／修了します。そのうちの一人は、フィリピンからの留学生で、無事に博士号を取得して母国に帰国できることになりました。このように3月中には多くの別れを経験しますが、来月の4月になるとすぐに新しい出会いがやって来ます。さて4月には、どんな学生さんがやって来ることやら･･･。

こんな感傷に浸るのも、定年までのあと数年です。ふと窓から外を見ると、大きなトラックが留まっています。どうやら、隣のマンションへの引越しのようです。出会いがあれば、別れもあります。3月下旬と4月上旬は毎年そんな季節です。