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3つの季節?

暑いです。ヨーロッパでは、猛暑による熱波が深刻な問題になっています。今朝のニュースでは、イギリスのヒースロー空港で、40.2℃が観測されたそうです。この気温は、イギリス観測史上初の40℃越えだったようです。

その昔、福岡の六本松という場所に六本松キャンパスがあった頃、私は『動論基礎』という講義を10年近く担当していました。学生たちはこの講義を熱波ねっぱと省略して呼んでいました。初めてこのことを知った時は、「なるほど、良くできた省略だ!」と感心しました。もちろん、ヨーロッパの熱波は心配ですが・・・。ちなみに、今は改組していずれ無くなってしまいますが、地球環境工学科というのがありました。正確にはまだ全員が卒業していないので、現在も存在しています。この地球環境工学科を!地環《ちかん》と略す人がいます。これは悪い省略の例です。

これも昔の話ですが、インドから来た訪問研究員と話す機会がありました。インドの研究者は独特の巻き舌の発音で、さらに早口なので何を喋っているのかを聞き取る事さえ難しい会話でした。こちらも拙い英語力なので、お互い様ですが・・・。なぜだか、話題が日本の季節の話になったので、「日本には美しい四季がある」と説明しました。すると、少し考えたインドの研究者が言いました。「インドにも3つの季節がある」。私は雨季と乾季の間に特別な季節でもあるのかな?と考えていたら、彼はおもむろに「それは、Hot(暑い)、Hotter(より暑い)、Hottest(最高に暑い)だ」と言いました。

もちろん、これはインディアンジョークですが、そのときは「なるほど・・・」と思ってしまいました。気候変動のせいなのか、昔より暑くなっている気がします。ジョークではなく、日本も”美しい四季”から、”3つの季節”に移行するかもしれません。そうならないことを、切に願います。


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