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雑記コラム

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物理探査に関係が薄い雑多なコラムをまとめました。
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2022年12月の記事一覧

年賀状雑感 年賀状で思い出したこと

今年も、「面倒くさいなぁ」と思いながら、年賀状の印刷を終えて発送しました。ここ最近は、ポストに投函するのが12月30日前後になるので、おそらく元旦には間に合っていないと思います。 小学生の頃は、同級生の友人や、まだ健在だった祖母や祖父に年賀状を送っていました。しかし、その総数は10通程度だったと思います。中学・高校の頃は、年賀状を送った記憶があまりありません。その流れで、大学生になってからも年賀状を送ることはありませんでした。しかし、大学4年生の時、友人の一人が「年賀状を書

残された時間は、あと三年

例年と同様に、ギリギリになって年賀状を発送し、今年も残すとこ、あと二日になりました。年を取ると、一年が短く感じますが、最近はさらに加速したように感じます。自分なりには頑張ったつもりですが、周りから見れば”努力不足”なのかもしれません。 現在、地下深部を高精度・高効率で探査するための探査機器の開発をしています。これは、最近名称が変わった(独)エネルギー・金属鉱物資源機構からの受託研究です。令和3年度途中からのスタートでしたが、来年度の令和5年度が最終年度になっています。 時

2022年の総まとめ

今年も残すところ、今日を入れてもあと3日になりました。あと3回寝ると、もう2023年の元旦です。今回は書くネタが尽きてきたので、2022年の1年間の総まとめです。今年のビュー数年間ベストスリーは、次の通りです。なお、この順位は累計ビュー数のランキングとも一致しています。 1.ハイホー♪ 七人の小人の職業は? 2.学歴マウントについて 3.数学の小ネタ#13 ”足し算”は”掛け算”よりも難しい? 『白雪姫と七人の小人』は、ディズニー映画にもなったので有名ですが、七人の小

一次エネルギーと二次エネルギー

地球温暖化との絡みで、”クリーンなエネルギー”というキラーワードが頻繁に使われます。この場合の”クリーンな”というのは、温暖化の原因である二酸化炭素(CO2)を排出しないという意味で使われています。水素は燃やしても水になるだけなので、早くからクリーンなエネルギーとして着目されていました。しかし、水素はその反応性の良さから安全性の危惧がありますし、貯蔵する時の難しさもあって、いまのところ普及していません。 そこで、最近出てきたのがアンモニアです。アンモニアは化学式がNH3で、

大雪の思い出(2)

前日の記事の続編です。私の故郷は温暖なため、たった10センチの積雪でも、小中学校の全校が休校になりました。それだけ、積雪が珍しい事なのです。この時は、公共交通といってもバスだけしかありませんが、そのバスが全面的に不通になりました。私の父はバスの運転手だったので、臨時の休みになりました。 私と弟が薄汚れたかまくらを作って一段落した頃、父の友人が訪ねてきました。父の友人はタクシーの運転手だったので、やはり臨時休業になったようでした。そのおじさんは、おそらく暇を持て余して遊びに来

大雪の思い出(1)

これは半世紀前の大雪の思い出です。私が育った大分の田舎は、瀬戸内海に面していて温暖なので雪は降っても滅多に積もりません。なので、子供の頃の夢は、テレビなどで見た”かまくら”を作ることでした。しかし、積もっても数センチくらいの降雪量では、かまくらを作ることは到底できません。 かまくらとは、秋田県、新潟県など日本の降雪地域に伝わる小正月の伝統行事です。タイトル画のように、雪で作った雪洞の家の中に祭壇を設け、水神さまを祀ります。本来は、このような伝統行事でつくったものがかまくらな

福岡は朝鮮半島に守られている!?

昨日から、テレビのニュースでは日本中の積雪の話題で持ちきりです。今回の寒波で、日本海側の地域はもちろんのこと、太平洋側でも観測史上初の積雪記録を打ち立てたようです。南国・土佐の高知県でも、14㎝の積雪があったそうです。桂浜にある坂本龍馬の銅像の映像が流れましたが、竜馬の頭の上に積もった白い雪には、ユーモラスな違和感がありました。 私が育ったのは大分県の田舎で、海側にある場所なので、瀬戸内気候と呼ばれる温暖な気候の中で育ちました。冬には雪もたまには降りますが、積もることは殆ど

体感で5℃違います。

九州大学の伊都キャンパスは、福岡市の西端にあります。伊都キャンパスの敷地の大部分は福岡市に含まれますが、キャンパスの西の一部がお隣の糸島市にはみ出しています。 私が家から伊都キャンパスまでの通勤の中間地点に今宿という場所がありますが、この辺りから気候が大きく変わります。私の住居は福岡市の中心部から離れた場所ですが、都会と田舎をミックスしたような場所です。福岡市西区は福岡市の中では比較的イナカに属しますが、今宿を過ぎると”気候のイナカ度”が増してきます。 わかり難いかもしれ

赤外線と紫外線

以外かもしれませんが、人間の目は電磁波を感じるセンサです。人間の目に感じる電磁波は、目に見える光という意味で”可視光”と名付けられています。可視光の波長の下限は約400nm(ナノメータ)で、上限は約700nmです。人間の目には下限の方は紫色に感じ、上限は赤色に感じます。 可視光の波長は連続的で、実際には切れ目は無いのですが、便宜上、日本では赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の七色に分類しています。しかし可視光(虹)の色は、文化圏に寄って認識される色数が異なります。最も少ないのは二色

地球温暖化とドカ雪

ここ最近、積雪のニュースがテレビをにぎわせています。各地で大雪になって、特に日本海側はかなりの積雪となっています。このような、寒波や大雪の被害を伝えるニュースが続くと、「地球は本当に温暖化しているの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。しかし、『大雪が降る』や『寒波が来る』 ということは、『温暖化』とは矛盾していないらしいのです。 厳しい寒波は毎年来るわけではなく、来たとしても自然の揺らぎの範囲内だそうです。世界の年平均気温の変化から、地球が温暖化していることは間違いのな

シカの"銅像"@猿沢池

最近のニュースで、ある地域で鹿が増え過ぎて、森林への被害が増大しているという話を聞きました。野生の鹿の生息数は少ないのでしょうが、少し増えるとこんなニュースが増えてきます。野生動物の適正な数は、人間の数とのバランスで決まるので、とても難しい問題です。 鹿と言って連想するのは、ずばり奈良です。奈良の鹿の存在は有名なので、私も小さい頃から知識としては知っていました。ただし、奈良の鹿とのファーストコンタクトは、中学生の時に修学旅行で行った奈良公園でした。鹿がいるのは事前に知ってい

NHKから電話があった話(2) 活断層編

昨日、NHKの記者と名乗る方から電話がありました。電話の内容は、活断層について教えて欲しいとのことでした。活断層とは、その名前の通り”活発に活動している断層”のことで、同じ場所で比較的短い周期で繰り返し地震が起きる断層のことを指します。国土地理院のWEBサイトでは以下のように説明されています。 『私たちが住んでいる街の地面を掘り下げていくと最後は固い岩の層にぶつかりますが、この岩の中にはたくさんの割れ目があります。通常、この割れ目はお互いしっかりかみ合っていますが、ここに「

イタリアンのフルコースを堪能

長年、共同研究を実施している企業の方と会食をしました。いつもは和食の居酒屋が多いのですが、今回は珍しくイタリアンでした。ピザやパスタは、普段の生活に密着した食べ物ですが、イタリアンのフルコースとなると、記憶を遡っても食べたことが無いかもしれません。今日は、福岡市西区の今宿という場所にあるイタリアンダイニングZuccaでコース料理を頂きました。 まずは、アンティパスト(前菜)です。アンティパストは、メイン料理が出てくるまでの腹ごしらえです。アンティパストの内容は、モッツアレラ

最近よく見かける大型車

朝の通勤時に、最近良く出会う車があります。それは、青い車体に大きく BEETLEと書かれた大型トラックです。最初は物流関係の会社の車だと思いましたが、”BEETLE”を頼りに検索してみると、廃棄物処理・資源物リサイクル事業を主力とした西原商事の車であることがわかりました。 西原商事は北九州市に拠点を置く会社ですが、福岡市西区に福岡西営業所があることがわかりました。どうやら、よく出会う青い大型車は、この福岡西営業所に向かっているようです。この営業所は、2010年に新設された工