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ブロッコリースタッフのBBKSマガジンも#9まできました。



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面白い


今週のお題は石津岩子にもう少しでなりそうだった
石津梨乃(LINO)からのお題です

#9 " No 〇〇 No Life"  

難しい面白いLINOらしいお題です。

こんな感じに迷いました。



では少し長いですがお読みください。


美容師をやめていた時期

13年前の話。
オーストラリアにワーホリ行ってた時の後半、
美容師を辞めて真珠の養殖してた事がある。

西AUSのパースの北のブルームって街でな。
いや、街っていうほどデカない。
町。

真珠の仕事を選んだ理由

美容師以外で、
日本でもなかなか出来ひん仕事。ってのと、

根っからの船が苦手。
酔うから。
昔っから船酔いが酷くてフェリーも船釣りも嫌い。

せやから船酔い克服したんねん。
って思ったのが

真珠の仕事選んだ理由。

真珠の養殖の仕事とは。

ブルームからさらにジープで5時間くらい行ったところの
小屋に住み込み、


朝5時に小さいボートで沖に出て



10mくらいの仕事用の船に乗り換えて仕事する。

ざっくり言うと、

真珠を作ってくれてる貝が
心地よく真珠を作れるように貝を掃除してあげる仕事。


生き地獄

この仕事、
穏やかな日はええで。
めちゃ気持ちええからな。


だいぶ沖まで出るから
クジラやサメやイルカがいっぱいおるとこで、
海も荒れまくるから船がめちゃくちゃ揺れる。

すぐ船酔いする。

まさに生き地獄。

お酒ならやめればええけど
酔っても夕方5時までは陸には帰られへんからな。

もうお酒いらん。
って言うてるのに
テキーラがわんこ蕎麦ばりに出てくる感じ。
想像しただけで気持ち悪いわ。


ほんで、船酔いで吐き続けてご飯もろくに食べれないで仕事するって日々が
続いた。

部屋帰ったら毎日呆然。

陸が天国。


仕事もできない英語も喋れない劣等感の塊の日々

精神的にも
肉体的にも限界がきた。



酔い止めの存在を知る

一週間くらい経った頃かなぁ

上の人が吐きすぎてる僕を見かねて

「船酔いの薬、事務所でもらえるで」って教えてくれた。

それ!早よ言うてや!!!
って思いながら毎朝

「プリーズギブミーメディスンforシーシック」

って事務所行って薬もらってた。


その薬飲んで沖に出て仕事したら確かに船酔いせーへん。

でも、、
これ、船酔い克服したって言わへん。


酔い止めの薬に頼らない。

こんなんあかん!思って、

筋トレしまくって本読みまくって心身ともに鍛えて
沖に出た。

そしたら、
酔ってんのは自分にだけじゃなくって
しっかり船にも酔ってあかんかった。

次は、
夜にお酒飲みまくって二日酔いで行ってみた。


そしたら、
訳わからんくらい吐く。

そらそうや。

名案を思いつく。

そんな事を繰り返してるある日、
船には、でっかいスピーカーがあって、
爆音で音楽流しながら仕事してるんやけど、

オージー(オーストラリア人)のipodでわけわからん音楽ばっか流れてるから、

「Can I??」
(何かしたい時、”Can I ? ”と言えばだいたいやらせてもらえる)

って船長に掛け合って
僕のpodで音楽をかけさせてもらった。

「ジャパニーズミュージック聴かせたるわ!」

trfに、globe、かけて踊りまくり、

「ジャパニーズロック教えたる!」
ライブバージョンのXかけてXジャンプしまくり、

「これがジャパニーズソウルミュージックや!」
ライブバージョンの長渕剛と尾崎豊かけまくって
大声で歌い。

あ、ライブバージョンってのが大事。

ライブバージョンのMCの感じが外人にはうける。
日本語と英語ごちゃごちゃに使うやつ。
だからだと思う。

特に、Xのスタンディングセックスって曲があるんだけど、
その曲にはオージーみんな驚愕してた。

「Are you ready? Are you ready??

やれよ!
standing se--------------xxx!!」

で始まりますからね。



僕のipodで音楽をかけさせてもらってからというもの、

船よりも、
はげしく揺れながら仕事した。

海が荒れて船が揺れるときほど激しい音楽を流して
激しく揺れた。(船よりも)


船酔いの克服

気づけば船酔いしなくなってた。

あんだけ船酔いでしんどかった仕事が、
船より激しく揺れるだけ。

それだけ。

それだけで船酔いは克服できる。

それがオーストラリアのワーキングホリデー1年かけて
習得したこと。

船酔いを克服してから。

それまで非弱で仕事も出来ひん。
英語もしゃべられへん、
しょーもない、無口なチビな日本人やったんが

それから仕事も楽しくなって


みんなにも認められるようになって、


いろんな仕事させてもらえるようになって、


ずっと一人で、友達も出来ないやと思ってたのが、
遊びにも仲間に入れてもらえるようになって、

ついに「hide!!髪切ってや!!」
って言うてもらえるようになった。


自信なんていつどこで得れるかわからへん。

自分次第、

人に自信もらえるなんて思わんほうがええ。

自分で切り開いて見つけるから自信になるんや。


船より揺れろ!!

波より踊れ!!!!


        完



完じゃない。

本題。


ほら、やっぱり

"No Music No Life "

やん!!!

音楽に助けてもらってるやん!!

と思うやん。
ちゃうねん。

「音楽がない人生なんてありえない」

とは思わない。


俺には髪を切ることが出来る。
みんなをカッコ良くすることが出来る。


この誰にも負けない自分の武器があるからこそ
俺はやれる、
這い上がれる、
っていう気持ちがそうさせてくれた。




僕はハサミさえあれば世界中どこでも生きていけるし、
言葉も通じない人とでもコミュニケーションもとれる。
ハサミさえあれば人を幸せに導ける。
ハサミを持ってるだけで誰にも負けない自信が持てる。


なので僕の
”No 〇〇 No Life"はこうだ。


"No Scissors No Life"


fin.



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