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大切にしていること

独立後、投稿を再開したnoteは、毎週月曜日に更新することにしました。

今回は「大切にしていること」について書こうと思います。

結論から書くと、僕の大切にしていることは

  • 行動する時はゴールから決める

  • 内側にある根っこの部分を大切にする

  • 自ら手を動かす

の3つです。


行動する時はゴールから決める

1つ目は「行動する時はゴールから決める」です。
これは、何か決めたことをやり切るための最初の行動としてやっていることで、これを決めておかないと、日頃の忙しさに流されてやりたいと思ったことを実現できなくなってしまうからです。
前回のnoteにも書きましたが、挑戦することが好きなので、やろうと思ったことを実現させるためにやっています。
今年の2月に愛媛県美術館でアップサイクルアートの展示会をしましたが、これも一緒に展示した西永工業の西永くんと、「そろそろ個展やりたいね」って、去年の8月位に話をしていて、その2日後には愛媛県美術館を押さえました。
こうすることで、自らやらないといけない状況に追い込むわけです。
かなり無謀な挑戦でもありましたが、
沢山の人の助けもあって、無事に展示会を行うことができました。

建築の廃材のみで製作したrainbow birds(3.6m×1.8m)

こういう大きな挑戦だけではなく、日頃の小さなことでもきちんと実現するためのマインドセットだと思っています。最後を決めることでそれまでの道筋も明確になりますし、それをタスクに落とし込むことで確実に実行できます。

内側にある根っこの部分を大切にする

2つ目は「内側にある根っこの部分を大切にする」です。
これは自分のでもありますし、プロジェクトに関してもですし、今やっていること、または発言の中でその根っこの部分を大切にしたいと思っています。
建築のデザインのことで話すと、SNSの時代ではインスタやピンタレストなどでいい雰囲気の写真が沢山出てきて、それを模倣したようなデザインで溢れています。もちろんそこを参考にすることは悪いことだとは思いませんが、建築というものは敷地、その周辺環境、お施主様のライフスタイルなどの内側のものから作りたいと思っています。外側に溢れるキラキラして見えるインスタの写真から作るものではありません。
住宅なら、このタイルを使いたい、この外壁にしたい、という表面的なことから家づくりを考え始めたわけではないと思います。
お施主様がその建築を建てようと思った根本をしっかりヒアリングして、その根っこの部分が実現できる心地よい環境を作ってあげることを大切にしたいといつも考えています。

自ら手を動かす

3つ目は「自ら手を動かす」です。
僕は建築家で図面を描くことを仕事にしています。大学時代からCADを使って図面を描いてはいますが、エスキスやプランニング、スケッチなどや現場が始まってからの原寸図などは手描きで行っています。
建築も職人の手仕事でできたものを好んで設計しますし、家具、食器、インテリアなども手仕事で作られた一点ものが好きです。なので、僕自身もできる限り手を動かして建築を作っていきたいと思っています。
模型やスケッチ、手描きの図面、実際の納まりを木材などを加工してモックアップを作り検討する。3Dではわからない質量のある感覚を掴みながら、一つづつ”良い”を確かめながら「自ら手を動かして」作っていく仕事をしていきたいですね。

今回は自分の「大切にしていること」をまとめてみたのですが、今まで大切にして建築を考えいたことのもう一つ手前にある「大切にしていること」を見つけることができました。

では、また来週月曜日に!
次回は「自分にできない事」です。難しい、、、



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