教師の呪文-「忙しいから、また後で」
少しの間、ふり返ってみてください。
「いつからだろう、夢を語れなくなったのは」と。
あなたが最後に夢を語った日はいつでしたか?
誰に対して、どんな夢を語っていましたか?
その夢はなぜ今、あなたの口から語られなくなってしまったのでしょうか。
「あの日より前の、明るく夢を語っていた頃の自分に戻りたい」
そう思ったことはありませんか?
忙しすぎて、いつの間にか夢そのものを忘れてしまったのでしょうか。
それとも、いやな思いをすることが多くて、捨ててしまったのでしょうか。
もう一度あの頃の自分に戻れるとしたら、何をやり直してみたいですか?
◇◇◇
今日、ここであなたに問いかけたのは、あなたの中に眠っている自分自身のこと。
それは「本心」とも、「願望」とも、「解決」とも呼ばれているものです。
これらが満たされる時、あなたはその先にある「夢」にグンと近づけます。
しかし、実現のためには多少なりと『種まき』が必要です。
学習したり、練習したり、何かしらの取り組みが必要なのです。
白馬の王子ではありませんが・・・
何もせずにのぞみが達成されることはありません。
種も一つ蒔いただけでは不十分です。
芽が出て成長しきるまでは、一本のつる草のようなもの。
折れたり切れたりしやすいもので、それだけでは心もとないのです。
キャリアの、いや、人生の『種まき』は複合的に進める必要があります。
いくつもの芽が出て、つるが絡み合い、堅牢な巨木のように成長していく。
そんなイメージを持ってください。
一本のつる草では弱すぎますが、複合的に絡み合えば堅固になります。
簡単には折れたり切れたりしなくなるのです。
私はふだん、そんな人生づくりをイメージしつつお客様と語り合います。
つる草の一本一本は、あなた自身が持つ知識・経験・能力に他なりません。
すべてを使いこなし、堅固な複合体とすることが求められます。
私が面談や講座で語るのは、そのプロセスの作り方と実行の方法です。
◇◇◇
<人生づくりの5段階>
1.散逸している「種」をすべて探し出す方法を手に入れる
2.見つかった「種」をカテゴリー別に整理する
3.「つる草」のからませ方を考え、ゴールのイメージを作る
4.ゴールとスタートを比較し、プロセスを構成する
5.実行の方法と必要な肥料(予備知識)をそろえる
限られた2時間の中で、私はこの5つの段階の作り方をお目にかけます。
この先はあなた自身がプロセスを実行に移す(主役になる)段階です。
その時には、私は「指南役」から「パートナー」に立場を変えます。
プロセスを実行するかどうかは、あなた自身が決めることです。
「もうしばらく今のままでいたい」というのなら、急ぐ必要はありません。
物事にはタイミングがあります。
すぐには行動できない人もいるでしょう。
◇◇◇
ただし・・・「忙しいから、また後で」を繰り返してきた人はご用心。
これは人生の停滞を何年間にもわたって実現してしまう恐ろしい呪文です。
一度使い始めると、定年までずっとそのループから抜け出せなくなります。
その場で一定の方針を決められる個別面談の活用を私はお勧めしています。
適職診断はじめ、未来づくりをサポートするツールもそろっています。
忘れてきた人生を、そして夢を、どうやって取り戻せばよいのか・・・
この私がお伝えします。
そうそう、思い出していただけましたか?
「いつからだろう、夢を語れなくなったのは」
あの頃の自分に戻って、もう一度、明るく夢を語りたいとは思いませんか?
あなたに必要なのは『悲嘆』ではなく『準備』です。
その機会はいつでも作り出すことができます。
あなたが「幸せになるぞ」と決断して、必要な行動をとるだけのこと。
あの頃の夢をあきらめる必要なんかありませんよ。
障害物はただ一つ、「忙しいから、また後で」というあの呪文だけです。
人生を取り戻せるかどうかは、この呪文の封印にかかっているのです。
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