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想像力と思いやり。子供を守ろう、今と未来を共に生きよう。

登校中の児童の列に乗用車が突っ込む・・・またこんな事故が。

2012年、無免許の少年が運転する自動車が児童の列に突っ込むという痛ましい事故が起こりました。
その日に書いた文章を訂正加筆して再掲します。(元記事は閉鎖したブログ)
思うがままに書き散らしていた文章ですので、お見苦しい点も多々あるかと思いますが、お読みいただけたら嬉しいです。
(途中の動画は交通安全のための啓蒙動画ですが、ショッキングな内容を含みますので、苦手な方は再生を押さずに飛ばしてください。)

***********


今日はどうしても書いておきたいことがあって
家族が寝静まったこの時間にパソコンに向かっています。

(中略)

家に帰ってホッと一息入れながら、ニュースを見ていました。また、自動車が登校中の児童の列に突っ込んだというニュースの一報。
その後の結果は、皆さんもニュースなどでご存知の通りです。


私も、免許を持っています。
買い物に、送迎に、車を運転します。

自動車を運転する以上、私も加害者となる可能性があります。
どんなに気をつけて運転していても、事故に巻き込まれ被害者になる可能性もあります。

車は、生活に必要な便利な乗り物である一方で
ほんの少しの油断とミスで、全てを奪う凶器にもなりえます。

だからこそ
「命を預かって運転している」
という自覚を全ての人がもってくれたら。



その運転が何を引き起こすのか。
楽しいとかスピードの快感だとか
急ぐから、遅れそうだからといった理由で
次の信号に引っかかるまでのたった数分を節約する為に
追い越したり煽ったり
ちょっとしか飲んでないから・・・

そういう運転の先に起こるかもしれない結果を、ほんの少しでも想像してくれたら。

運転していて気がつくことですが
走行中の車内で、まだ小さな子供たちがシートベルトもせずに飛び回ってる姿、お母さんが赤ちゃんをだっこして乗車している姿などをいまだによく見かけます。

当然、大人はシートベルトをしています。
そんな姿を見るたびに静かな怒りを覚えます。


確かに私たちのこどもの頃は、シートベルトに関する考え方は緩かったと思います。

チャイルドシートが義務化されたのは平成12年。
どちらかというと、祖父母世代の認識のほうが低いようで

「あかちゃんがかわいそうだから」
「近いから抱っこして行っても大丈夫」

そういった考えの方も多いようです。

しかしそもそも、不必要であったら義務化などするでしょうか?
義務化の背景を思い描いたことはあるでしょうか?

義務化の背景には以下のようなものがあります

●子供の死亡原因の第1位が「不慮の事故」であり、0から9歳においてはそのうち1/3が交通事故による死亡となっていること

●平成6年から平成10年までの5年間で、自動車乗車中の交通事故による幼児の死傷者数が、1.5倍にも増加していること

●交通事故においての致死率(死亡する率)を比較すると、チャイルドシートを使用していなかった場合は、使用していた場合の4倍以上の高さであった。また、重傷を負う率も約2倍の高さであり、チャイルドシートには、自動車乗車中の交通事故の被害から幼児の身体を守る効果が認められること

●座席ベルトは、大人の身体に合わせて作られており、幼児の体格では安全な使用が難しいこと

●諸外国の状況(先進諸国で法制化されていないのは、日本だけであった)

これだけでは自分に置き換えることは難しいかもしれません。


では以下を見てください。

時速50キロで車が衝突した場合
抱いている子供には体重の約30倍の重力がかかります。

例えば体重が10キロなら、300キロ

誰が抱いていても
その子供はその手から離れ吹き飛んで、最悪ガラスを突き破って車外へ投げ出されます。

「自分は安全運転をしているから」

そんなものは過信です。
自分がどんなに安全運転をしていても
「巻き込まれる」という可能性をどうか忘れないで下さい。

「想定して」事故に合う人は誰もいません。
子供だけが車外へ放り出される事故のニュースを何度聞けば
自分の事として受け止められるのでしょうか?

チャイルドシートに乗せると泣くから、とあきらめてしまう人も多いと聞きます。
あきらめないで下さい。
赤ちゃんの時から習慣つければ
車に乗る時はシートベルトという行動の大切さを、意味をしっかり理解して成長してくれます。

大人の事情や惰性で「これくらいならルール違反をしてもいい」ということの積み重ねが、ルールを守れない子供を育ててしまうのではないかと思います。

そして時に、守るべき子供を傷つけてしまう・・・
やりきれないです。

人間である以上、「絶対」はない。
私は、家族以外を乗せて運転はしません。
特に子供は乗せません。

抱っこでもいいよ!と言われる事もあります。
でもお断りしています。
融通の利かない人だと思われるかもしれないけれど
何かあった時に、その命に対する責任が取れないから。

少数派なんでしょうか?
人は気にしませんけれど。


・・・まさかを想定し、いつでも危険回避ができるようにすること。
あたり前だけど、安全運転を心がけること。

「想像力。」

そして、思いやりをもつことが大切じゃないかな、と思います。
譲り合い。

運転中に、他の車から受けたほんの少しの親切は、言葉はなくてもとても気持ちがいいものです。

私も可能な限り、他の誰かに返すようにしています。
そういう親切が、回りまわっていくことって素敵なことだと思うし
気持ちが変われば、運転も変わるんじゃないかなって、少しの期待を込めて。


事故のニュースを聞いて
自分の子供が被害者になるかもしれない」と思う人は多いけれど

自分が加害者になるかもしれない」「自分の子供が加害者になるかもしれない」と考える人は極端に少ないような気がします。

今回の事故を受けて改めて、運転に際する自分自身への戒めとして
これから育ち、いつか免許を持つであろう子供たちの親として(大切なことを伝える役割を持つ者として)しっかりと心にとどめたいと思います。

ひとりひとりがちょっとだけ意識を変えて
悲惨で悲しい事故が、これ以上起きませんように。

youtubeから全ての運転する人に見てもらいたい動画を。
画質がちょっと荒いので、パソコンからの閲覧をお勧めします。

過激かもしれないけどこれが現実ですよね。
目を逸らしていたら、自分のこととしては理解できない現実です。
日本も、啓蒙活動の方法を考える時期なのかもしれません。



小学校の通学路も抜け道として使う車がいるようで
登下校の時間に、猛スピードで走り抜けていく車がいます。

何故なのでしょうか?

そのたかが数十メートルを、徐行できないほどの理由があるのなら、どうか教えて欲しい、と私は思います。

この動画のほかにもjust slow downのキーワードで検索したり
関連動画などで、海外の交通事故防止の啓蒙CMの動画が見られます。
どれも秀逸ですので、是非ご覧になってみてください。


海外でも、自動車運転中のメールが原因での交通死亡事故が激増しているそうです。
携帯依存、メール依存・・・
運転中も携帯を手放せない人、見かけますよね。

身を引き締めましょう。
起きてしまったことから学ぶことが、唯一の救いになるはずだから。

今回事故を起こした少年はどんな罪に問われるのでしょうか。
無免許、再犯、居眠り、事故後の態度・・・許すことの出来る要素を見つけることのほうが難しい。
法はどこまで裁けるのかと思います。

怪我をされた子供たちの一日も早いからだと心の回復を。
お亡くなりになられたかたのご冥福を心よりお祈りいたします。

頂いたコメントの一部を抜粋

‘今回の事故のニュースで、私なりに気を引き締めていたつもりでしたが、啓蒙活動の動画を見て改めて運転の怖さを心に刻むことができました。

かなり衝撃的な内容で最後まで見るのはかなり苦痛でしたが、これを見ることによって今後の運転はかなり変わると思います。
こういう動画がもっと多くの人の目にとまればいいのに。
自分で探してまで積極的に見たいと思うものでもないですしね・・・ここで見せてもらえてよかったです。ありがとうございました。

チャイルドシートの件についても、他人を乗せない件についても、すべてにおいて共感しましたのでコメントさせていただきました。‘

*****************

‘今はあまり車を必要としない環境にあるので車の運転はしませんが、かつては運転を仕事にしており、1日6時間、毎日運転をしていました。

仕事で車を使っていると、どんなに慎重に運転していても事故になってしまうことがあります。でも、気付いた事が。決まりごとを守って運転する大切さです。

例えば、「一旦停止」とは、タイヤが完全に止まる事。減速・徐行ではありません。40キロ制限道路は、その速度を守ることが事故を防ぐためには大切なのです。

わたしもマイカーに家族以外は乗せませんでした。周囲には、「運転が下手だから、主人に乗せないように言われているの」と言っていました。車の仕事をしているのに、ね(〃 ̄∇)ゞ
事故が起きたとき責任取れませんものね。本当に共感しました‘

*******************

そして現在。

先日バイクを購入したという記事をアップしました。
久しぶりのバイクはとっても気持ちがいいです。
ここ数日近場を中心に走ってみましたが、自動車、自転車、歩行者
色々な人がいますね。
バイクの視点というものは、乗用車とまた少し違います。
身体をむき出して走るという事のリスクをヒシヒシと感じながら、また身を引き締めているところ。
早くも「全く注意力のない歩行者」にヒヤッとする場面がありました。
「もしかして」とか「最悪」を想定するって大事だなって本当に思います。
思考停止したら終わりでしょ?

そういえばむかーしむかし
10代の終わりにつきあっていた恋人がはじめて車に乗せてくれた時
飛ばしたんですね。得意げに。ドリフトって言うのでしょうか。
普段は穏やかで優しい人だったんだけど、それで「無理」ってなって別れちゃった思い出。
安全運転する人は基本です。+渋滞でイライラしない人、煽らない人。
これって割と男を見るときに重大ポイントですよ、これからのみなさんw

これから子供を産み育てる方もたくさんいらっしゃると思います。
シートベルトをすると泣いちゃう子、よりも
シートベルトをしないと泣いちゃう子、にしましょう。
上にも書きましたけど、赤ちゃんの頃からちゃんと習慣付ければ、「まだシートベルトしてないよ!出発しないで!」って焦る我が子エライ!ってニヤニヤする未来が待ってます。
すっごく可愛いよ。


運転する人もしない人も
歩行者だったり自転車だったり
私も、あなたも
朝元気に学校へ向かう未来たち
今日も明日もちゃんとあたり前に生きていけるように

ね?
ちょっとだけ意識を変えて。
身を引き締めて。


********
表紙はIKEAの安い時計と造花で作った花時計。
可愛いでしょ?



#日常 #ニュース #エッセイ #日記 #交通安全




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