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誰でもわかる『嫌われる勇気』承認欲求の否定とは?

承認欲求とは、人から認められたい、褒められたい、そういった意味です。

他者から認められたい、褒められたい。そういった思いが強すぎると他者の人生を生きることになります。

例えば、親に認めてもらおう、親から褒めてもらいたい。そう思えば親の言うままに行動するのが一番でしょう。

もし、自分の親が公務員になってほしい、結婚してほしい。そう願えば、自分の願望や自分の主体性を無視して、公務員になり、誰でもいいから結婚するのが、親の希望を満たし、親から褒められ、認められるでしょう。

このように「承認欲求」にとらわれると他者の生き方、ここでは親ですね。親の言うままに行動せざるをえなくなるでしょう。

承認欲求の危うさはここにあります。

アドラー心理学では、承認欲求を否定し、自分がどう生きたいのか

自分がどのような人生を歩むのか

そこに重点を置く心理学です。

人間は褒められたい、認められたい。そういった本能があります。

しかし、そこに流されず、自分の生き方、自分のしたいことをやる。

そういう考え方です。

他人の顔色をうかがってしまうことも、あるでしょうが、他者が自分をどう評価するのは、他者の課題なのだと、アドラー心理学では、考えます。

次回、アドラー心理学の重要なキーワード「課題の分離」について書いてゆきます。




参考文献・嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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