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教育委員会に勤務しはじめて、いつのまにか10年過ぎてしまいました。  そろそろ何か残す…

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教育委員会に勤務しはじめて、いつのまにか10年過ぎてしまいました。  そろそろ何か残す・発信する・主催するのどれかをはじめたいと思っています。  たくましく、自主性を持った学びの実現に向けて取組んでおられる方と交流できたらとっても嬉しいです。

最近の記事

キレイごと

コロナに感染した人に「大丈夫ですか?」と心配するフリをしてあれこれ聞き出し、話のネタにしようとする人。「戦地に二度と子供たちを送らない。」を合言葉にしていたはずなのに、何の主義・主張も持たない団体。「戦争をしないために戦力は持たない。」と言いながら、その国の言語を排除しようとする人々。 表面に表れるものがキレイごとであればあるほど、メッキが剥がれた時の落胆が大きい。 確かにキレイごとは、集団の秩序を維持するために必要不可欠と言える。しかし、キレイごとは通用しないことがあった場

    • 自分らしさいる?

      「♪No. 1にならなくてもいい。もともと特別なオンリーワン」って歌がありました。 「そりゃそうでしょうよ」って感じですが、時代のニーズとマッチし、大ヒットしました。 この頃から、自分らしくあること、飾らない自分が持て囃されるようになりました。 でも、自分らしさって、生きていくうちに自然に身につくもので、磨いたり高めるようなもんではないと思ってます。それに飾らない自分で居ていいのは幼い子供だけなんじゃないでしょうか? 小学生ぐらいにはもう、周囲とのより良い距離感を測りながら生

      • 想像して創造する

        新年度を迎え多くの人が「がんばろう」と決意を新たにしておられることと思います。 新採用された先生方ならなおさらではないでしょうか? 先生方子供達を鍛えてやってください。 私の好きな言葉に「想像して創造する」があります。 主体的・対話的で深い学びの実現が求められるようになってから“自分の考え“がクローズアップされていますが、そもそも自分の考えがないなんてありえるんでしょうか?おそらく自分の考えに自信が持てないから、表明しないだけだと思うんですが… 子供が自分の考えに自信を持って

        • 型の向こう側

          確か中村勘三郎さんだったと思うのですが、「型があるから型破り。型がなければかたなし」と言っておられたのが印象に残っています。 中学校の間は“型を身につける“ことは大変重要だと思っています。 ①自分が社会の構成員だと自覚する。 ②知識を取得するための流れを身につけることができる。 ③型通りに行えば、ある程度の結果が得られるので、自信がつく。 他にもたくさんメリットはあると思うのですが、型を身につけさせることは、“主体的・対話的で深い学び“の実現を妨げることのような扱いを受けてい

        キレイごと

          祈りに効果はあるのか

          ウイルス、戦争、地震、あまりのことにこの世の終わりを感じてしまいます。そして、人間の無力さを感じずにはいられない、なんとも言えないこの閉塞感。 「僕みたいな一般人にできることなんて何もない」と思ってしまいます。 果たして、本当にそうなんでしょうか? 確かに私たちは、薬をつくることもできませんし、戦地に赴いて戦うこともできません。新聞に乗るような高額寄付もできません。でも、私たちは祈ることならできます。 念のために言うと私は神を信じていません。信じていないというより、神はいない

          祈りに効果はあるのか

          公立学校教育一周回って

          今まで学力向上と言えば、授業展開について協議することが中心で、学習規律といった授業に向かう姿勢を話し合いのテーブルにのせることがはばかられていましたが、この流れが少し変わってきたように感じています。 例えば、全国学力・学習状況調査に関する県のシンポジウムなんかは、今まで国語、算数・数学といった教科のあとに質問紙調査についての説明という流れが定番でした。(順番を気にすること自体なかったですが…)しかし、今年度は質問紙調査について気になるところを大学教授が取り上げるところからスタ

          公立学校教育一周回って

          学校運営協議会の可能性

          これからの学校教育を考えていく中で大きな可能性を秘めているのが、タイトルにした「学校運営協議会」だと考えています。 私の暮らす地方の中の地方、いわゆる“田舎“では、新規採用候補の教員から任用を拒否されることもあると聞いています。 今や地方の学校は教員定数を満たすことも厳しい状況です。 管理職のなり手がいない。教員も足りない。危機的状況にあるのは誰しも感じていることと思いますが、この状況を回避するために、どんな手立てが考えられるでしょう? すでに管理職手当を高くするなどの工夫も

          学校運営協議会の可能性

          教育委員会に勤める

          市町村教委の多くは、施設関係の総務課と学校運営に関する振興課から成り立っています。 そして、振興課には、教員資格と経験を有した職員が何人かいます。(私もそのうちの1人です) 県の指導主事から市教委勤務になる人(私はこのパターン)振興課に居る間に教頭試験を受ける人、教頭から市教委に来る人、いろんなパターンで振興課に配置されます。 個人的には、教頭として2、3年経験を積んだ人が2年間市町村教委で勤務されるのが良いと考えています。 同じことの繰り返しが続くと視野が狭くなってしまいま

          教育委員会に勤める

          教育委員会事務局の上席に求められる資質

          「教育委員会事務局のレベルが下がった」と先輩方から耳の痛いお言葉をいただく今日この頃です。 お言葉を返すようですが、実際に働いている私としては、レベルが下がったというより、組織構成が時代にマッチしていないと感じています。 市町村教委の中核となる課長席はその多くが国や県で頑張ってこられた方々です。国や県の教育はどのような方向に向かっているのかという“情報“、国や県の職員との“人脈“は市町村教委に多くの恩恵をもたらしてくださっていた頃はこの組織構成が最善でした。 しかし、今は文科

          教育委員会事務局の上席に求められる資質

          知ってます? 教育委員会

          「教育委員会ってえらいさんやん」 久しぶりに会った教え子に言われますが、 確かに教育委員会は“えらいさん“ですが、 私は残念ながら教育委員会“事務局“の職員。 さらにさらに、私の住む県も市も教委から 学校に管理職として戻っていきます。 教育委員会はゴールではなく、経由地なんです。 この立場の人間が、一般の方がイメージされる 上位下達してると思われますか? 本当に教育委員会の改革が必要なら、まずは 事務局職員をゴールに位置づけ、真の決定権を 持つ組織にする。 これがスタートだと

          知ってます? 教育委員会