教育委員会に勤める

市町村教委の多くは、施設関係の総務課と学校運営に関する振興課から成り立っています。
そして、振興課には、教員資格と経験を有した職員が何人かいます。(私もそのうちの1人です)
県の指導主事から市教委勤務になる人(私はこのパターン)振興課に居る間に教頭試験を受ける人、教頭から市教委に来る人、いろんなパターンで振興課に配置されます。
個人的には、教頭として2、3年経験を積んだ人が2年間市町村教委で勤務されるのが良いと考えています。
同じことの繰り返しが続くと視野が狭くなってしまいます。教員も同じで「子供のため」であれば、全てがまかり通るという考えが“当たり前“になってしまっているように感じます。
これを受けて、趣味等教員以外のネットワークを作ることが求められますが、私の暮らすいわゆる“地方“では、教員が特別視されがちで、職場以外のネットワークを作ることが以外と難しかったりします。
そこで、市町村教委での勤務です。子供以外が価値基準の中心になる世界を経験できます。「教諭とは違うんだなぁ」と実感し覚悟も固まってくる教頭3年目ぐらいがいいタイミングではないでしょうか?

教育委員会で

1 学校が学校以外との密接なつながりで成り立っ
 ている(「学校も地域を構成する一つの要素」)
 という実感と地域に目を向けるための広い視野
2 地域住民の方が感じている学校への敷居の高さ
 を払拭し、学校に引き込んでしまうパワー
3 「思い」だけではことを起こすことはできない
 と痛感することで生まれるコスト意識

以上の3つを身につけて、学校に戻っていただくのが理想と考えています。
ただし、市町村教委も長居は無用。2年か3年で学校現場に戻らないと教育者としての感性が鈍ってしまいますから…

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