新卒採用の最高のスケジュールを考えてみる
もう既に約50%が内定を持っているなんて言われてますが、一応6月1日は2017新卒採用の選考解禁日。今の経団連が決めている3月情報解禁、6月選考解禁は学生にも企業にも大いに問題があると言われてます。
私なりに問題点を踏まえ、学生・企業にとって最も最高の新卒採用スケジュールってなんだろうと考えてみました。
通年採用がベストだとは思いますが、前提として今回は一括採用するならどういうスケジュールがよいか、ということで考えてみます。
今の新卒採用のスケジュールは何が問題なのか
まず簡単に今の新卒採用のスケジュールの問題点を挙げてみます。
【学生側】
・学業優先と言われているが、授業のある6月に選考があるので学業専念できない
・理系の学生だと卒業研究が遅れる
・サマーインターンからずっと水面下では就活続いているので結局1年近く就活する
あたりでしょうか。
【企業側】
・本選考の時期とサマーインターン準備が重なり多忙になる(年間行事化)
・事前に内定を出していても6月に一気に辞退される可能性あり
・建前上、学生との接触は水面下で動き続けないとならない
などなど。
こうやってみると、学生にとって授業があるタイミングで選考があることで学業に専念できない、という問題以外はスケジュールの問題ではなさそうですね。
それよりは新卒採用スケジュールのルールが形骸化してることにより、学生・企業ともに新卒採用活動が長期化していたり、水面下での動きが活発になっていることが問題になっていそうです。
とすると、どんなスケジュールが理想か
問題点踏まえて論点を整理すると、
・学生が授業ない時であれば学業に専念できる
・4年生(もしくは修士2年や博士3年)の後半は卒論や卒研があることを考慮
・サマーインターンを就活スタートとして長期化しないようにすればよい
・建前なく表立って動けるほうがよい
といった感じでしょうか。
以上の考え方からすると、理想の新卒採用スケジュールは次の通りになりますね。
・3年(修士1年、博士2年)の8月〜9月にサマーインターン
・10月に情報解禁し、授業優先しつつ現場インターン、OB訪問や土日での会社説明会
・テスト明けの2月から選考開始
・3月末までに内定承諾し、就活終了
このスケジュールであれば学業に専念し、かつ無駄に長期化したり水面下で動くこともなく新卒採用が完了します。
わりと新卒採用に強い外資やベンチャーなどは上記のようなスケジュールでやっているところもありますが、すべての会社がこのスケジュールでやれば少なくとも今の新卒採用の問題点はクリアできそうな気はします。
何度も言いますが、ほんとうは通年採用がベストだとは思いますけど笑
よかったらTwitterフォローしてください
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?