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転職時に考えるべきは「最も自分が結果を出しやすいポジション」であるか、じゃないかと思う

最近、熱中症で倒れたり、ギックリ腰になって動けなくなったり、ありがたいことに仕事が忙しかったり...などが続いて久しぶりの更新です(言い訳です。。。)

そういう時期なのか、こういうブログを書いているからなのかわかりませんがここ1ヶ月くらい転職の相談を受ける件数が一気に増えました。相談を受けている中で何人かから「その話noteに書いた方がいいですよ」という話があったので、書いてみようと思います。(主にスタートアップや小さい組織に転職しようというビジネス系職種の方を対象にしています)


転職時に何を気にすべきか

相談を受けている中で、

・前の会社では営業をずっとやってきたけど、新規事業やらせてくれる会社を探している
・1つの仕事だけじゃなくて企画などに挑戦したい

というような今までと違う新しい職種にチャレンジしようとする方は多いです。もちろん新しくチャレンジしようとすることは素晴らしいことだと思います。ただ、こういう方は「転職先に何の職種で入るか」「どのポジションで入社するか」にこだわりすぎている人が多いかな、とも思います。

スタートアップや成長著しく新しいポジションや新しい事業が生まれてくるような会社に転職するのであれば、「やりたいポジションや職種で入社するかどうか」は重視しなくてもいいのではないかとすら思います。


それよりも

<入社後、最短で圧倒的な成果を出しやすい職種、ポジションで入社する>


ことをオススメしています。つまり新規事業をやりたいと考えていても、営業に自信ある方であれば、まず営業として入社する方がよい、ということ。こちらの方が結果として転職が成功しやすいのでは、と考えています。



なぜ最短で成果を残しやすい職種、ポジションで入社すべきか

理由はいくつかあるのですが、もっとも大きいのが


職場の転職してきた人に対する最高視聴率は入社1ヶ月くらいだから、です。


中途入社の社員が入ってくることに慣れている組織でも、そうじゃない組織でも、やはり新しい人が入社してくるとみんなが注目します。「どんな仕事の仕方なのかな」「どんな人なのかな」「噂通り凄い人なのかな」など...なんとなく聞いていた事前情報とともに良くも悪くも中途入社の人を知ろうとします。そして、その最初の印象はとても大きくその後に影響してくることも多いのではないか、とも思います。


そんな注目をされている中で

「あの人、めちゃくちゃ仕事できるね!すごいね!」となるか...

「あの人、前評判はすごかったけど、ちょっとイマイチだね...」となるか...


どちらになるかで、その後の仕事の任され方や評価のされ方も変わってくることも想定できます。上司や経営者からしたら、やはり「すごいな!」と思う人にどんどん仕事任せていきたいでしょうし。営業で入社したとしても圧倒的に結果を出していたら、次の新規事業任せてみようとか、新しい部署の立ち上げ任せようとなる確率も当然、高くなるでしょう。


私も何回か転職していますが、新しい環境に行ってすぐに結果を出す、というのはそれなりに大変です。自分がもっとも得意としている仕事だとしても、環境や仕事のやり方などが変わるとアジャストしていくにもパワーがかかりますし、努力も必要とします。

そんな大変なところに初挑戦で難易度の高い仕事から始め、かつ周囲の期待値が高い状態でパフォーマンスを発揮するのはかなり難しい。。もちろんできる人もいるとは思いますが、そういう状況だからこそ入社時は「最も自分が成果を一番早く出せる仕事で転職する」ということが有効だと思います。



私もDeNAに転職した際、前職では事業責任を任されていたのですが、自分が最も成果を出しやすいと思った「1人の営業」として転職しました。結果として3ヶ月で成果を出せ、営業の責任者に抜擢していただいたり、その後新規事業などにアサインしてもらうなど、結果的にやりたかった仕事をどんどん任せてもらうことができました。



スタートアップや成長著しい会社で裁量権を持ってやりたい、そう思っている方であれば、なおさら「成果を出しやすい職種で入社する」ことにこだわって欲しいと思っています。そういう会社であればプレイヤーとして入社したとしても、成長とともにすごいスピードでポジションも事業も増えていきます。大事なのは新しいポジションや事業が出来た時に「任せてみよう」と思ってもらえる活躍をしていること、会社の信頼感を勝ち得ていることです。(もちろん入社時に、活躍していたらどんどん任せていく風土なのかどうか、は確認しないといけませんが。)


そのために最も有効なのが「職場のみんなが注目している入社1ヶ月」で結果を出すこと、かと。



だからこそ、


「やりたい職種やポジション」にこだわりすぎず、「成果を最も早く出せる仕事から始めること」に注目して転職活動をすると、結果的にやりたいことへの近道になるのでは、と思います。



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