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お金に苦労して大学中退、フリーターだった僕が思う「しごと」と「お金」


あけましておめでとうございます。キャスター社、bosyu社ともに今日仕事初めでした。2020年1本目なので「しごと」と「お金」について書きたいと思います。


昨年末にフォロワーさんに対してどんなことをつぶやいたらいいかのアンケートをしたのですが、その時に一番多かったのが「しごと」と「お金」について、でした。(選択肢にリモートワークなど入れてなかったのでかもしれませんが)


また昨年7月に「bosyu」はキャスターから分社化、株式会社bosyuになりその代表取締役に就任しました。
キャスターは700名超がリモートワークで働く会社なのでこれまで自分が取り組むメインテーマは「リモートワーク」でした。
bosyu社も会社運営は全員リモートワークなのですが、事業として取り組んでいるテーマは「しごと」と「お金」だと考えています。実際、私もbosyu社の代表になってから今まで以上に「しごと」と「お金」について考えることがほとんどになっています。

2020年は間違いなくbosyu社にさらにコミットしていくので、まず僕自身の「しごと」と「お金」についてお伝えしていこうと思いました。
(あくまで「僕」がなぜbosyuをやっているか、「僕」が「しごと」と「お金」をどう考えているかに絞って書いてみます)



お金に苦労した学生時代まで



僕は群馬県で生まれ育ったのですが、生まれたときは祖父が地元でも大きな会社を経営していて地元では多少裕福な家庭でした。ところが小3のときに祖父が他界し、そのときに会社の借金を個人名義でしていたことが判明。

それきっかけに数億の借金を背負うことになり、石倉家は貧乏生活に突入します。
毎日のように借金取りがくるので親と数年間離れて暮らすことになり、預けられる家が変わっていくので小3〜小6で3回転校しました。
(ちなみに夜逃げは昼間にやるという知見を得ましたw)

この頃から、
なんとかしてこの生活を抜け出すためには東京に行って成功しないとダメ、
東京の大学、しかも一流と呼ばれる大学に行かないと人生このまま終わる、だから何としても大学受験で人生逆転するんだ!と思ってました。

しかし当時通っていた高校は偏差値45くらい(ちなみに...調べたら今は偏差値60になってました。すごい!)で周りに東京受験するような同級生はいませんでした。
少ない知識と情報で思いついたのは「東早慶のどこか」。部活引退してから半年間死ぬほど勉強して早稲田に入りました。


早稲田に入ったものの自分で学費や生活費を稼がないといけない状態だったので週6でバイト。当日は店長よりも月の労働時間が長いくらい。
それでも私立の学費を稼ぐのは大変で、給与日まであと2週間あるのに全財産が2000円しかない、みたいな日々が毎月続いていました。
(バイト先が居酒屋だったので毎日バイトに入って1日1食で過ごすとかやってた)

もちろん電気、ガス、水道は全部ちゃんと支払えないのですぐ止まる感じ。そんな中、
なぜかマ○イカードだけは審査が通り、カードが作れたことで苦しいときにカードで支払いをしていたら、だんだん返済が遅れていき、結果的にブラックリストに載る羽目に。。(結果27-28歳までカード作れなかった)


それでもなんとか生活していのですが、働きすぎで病気になってしまい、結果として学費が払えないので退学、中退に。そんな感じで学生生活は終わりました。



フリーターからリクルートに入ってもお金には苦しむ



病気が治り、
フリーターとして「時給が高い」という理由だけでテレアポのバイトを始めました。(ちなみに池袋にある光○信です。)

営業の仕事が性に合っていたのか成績もよく、時給も上がっていきました。ただお金に苦しんでいた人が急にお金を持つとよくないですね...
毎晩のようにチームのみんなと飲んで騒いでとやっていて全く貯金はできませんでした。1年ほど経過するとフリーター生活をずっと続けていくことに不安を覚えて、フロムエーをみていたら

**
「3年働いたら200万」**という募集を発見。

それがリクルートのCV職(3年限定契約社員)の募集で「200万円もらえるのか、ラッキー」と思って応募し、おそらく生意気さとハングリーさだけを評価されたのか無事採用していただき、契約社員として社会人デビューとなりました。(当時は契約社員も正社員もよく違いがわかりませんでした...)


無事、働き始めたものの毎月の手取りは20万前半くらい(確か)。
家賃はなるべく抑えつつも、配属されたのが神田の営業所なのでランチに毎日1000円近くかかります。それに学生時代の借金の返済や、このタイミングで親が病気になるアクシデントもあり、貯金どころか毎月ややマイナスの状態が3-4年目くらいまで続いていました。



収入を増やそうと思ったけど断念



できればもう少し余裕のある生活をしたい、もうお金のことばかり考えているのは本当にイヤだ、とずっと思っていました。

会社での給与も上がりましたがそれでも借金返したり実家に仕送りしたりしたらカツカツ、というかマイナス。。
そこで副収入を得たいと思って、本屋に行って副業の本買ったり自分で調べたりするも、アフィリエイトやドロップシッピングのやり方ばかりしか情報が取得できず、自分には難しそう、ちょっと怪しい?と思い、断念。

本業も忙しかったので、時間かけないでできる副業はないのかと考えたが思いつかず…結局チャレンジしないままのループを何回も繰り返しました。
(当時は「ブラウザ?Windowsのこと?」レベルのITリテラシーだったのでブログ立ち上げるとかアフィリエイトとかもう絶対に無理、と思ってました。)


また僕がいろいろ調べても出てくる謳い文句が
「不労収入で自由な生活」
「1日30分だけで月100万円」
「ブログで自由な働き方を手に入れよう」
などのような情報が多く(たぶん自分が調べる力がなかっただけなんですが)、そういうことやりたいわけじゃないんだよなぁと思ってもいました。



僕にとっての「しごと」とは



27-28歳までの僕にとっての「しごと」はお金の苦労から抜け出すための手段だったと思います。
お金で苦労したくないから年収をあげたいので頑張って働いたし、この先もお金で苦労したくないのでそうならないように社会で必要とされ続けるレベルのビジネスパーソンになろうと必死でキャリアをもがいていて、そうなれるような会社を選んでいました。
(インタビューや面談などではもう少しかっこいいことも言うし、それも嘘ではないですが根本的には「お金」だったと振り返ってみて思います。)


ただ一方、
「しごと」をがむしゃらにやっていく中で別の喜びや感情も少しずつですが出てきました。
それは誰かに喜んでもらうと嬉しいとか、自分が難しいことをやり遂げた達成感とか、少しでも周りの役に立てた貢献感などです。

お金がないときは、思考も行動も短絡的になりますし、余裕がないので「自分中心」になります。そんな状態でも「しごと」を通すことで他人に貢献できることの喜びを感じられるようになっていきました。
(もちろん少しずつでも収入が増え、日々の生活を心配する場面は減ってきた側面も多分にあるとは思いますが)


それ以来、僕にとって「しごと」はお金で苦しまないための手段でもあるけれど他人の役に立てるもの、貢献できた喜びを感じられるものにもなっています。



「しごと」と「お金」について今、思うこと



先ほども書いたように
毎月あと1万円欲しい、少しでも稼ぎたいと思ったとしてもそれを実現する方法は意外と限られているし、難しいと僕は感じています。

学生時代の僕が毎月あと1万円稼げていたらどんなに違ったか、社会人3年目の僕が毎月2-3万稼げる「しごと」をできていたら...と思ってしまいます。
お金で困っている人に対してやるべきことは「お金を稼げるようにしてあげること」だと経験から確信しています。
(お金を貸すのは一時的にはしのげますが、それが増えてくると返済がどんどん苦しくなってしまいます)

また「しごと」は本来、
他人に喜んでもらったりそれを通じて自分も貢献感や幸福感を得られるような素晴らしいものですが、それが実現できているひとが多いとは言えないのではないかとも感じています。
(少しずつそういったひとは増えている気はしますけども)


実際にいろいろなデータを調べてみても

1、社会保険料は年々上がっていて、10年前に比べて手取りは5-10%減っている
2、20-40代の約30%が貯蓄なし(100万未満まで入れると約60%と多い)
3、クラウドソーシングに登録していて年間で1円以上稼げている人は6.7%(93%はプラットフォーム上で仕事受けられていない)かつ、年間平均で5.4万円と、月1万円稼ぐのは難しい
4、副業する理由1位は「収入」。実際に副業している人の本業の年収は70%以上が299万円以下。
5、オンラインで仕事を請け負った経験ある人は17%とまだ少なく、ハードルが高い


このようなデータがたくさん出てきます。

逆に本業で年収1000万円以上もらっているようなスキルの高い人や、引く手あまたなブランド力の高い人もたくさんいますし、その人たちはめちゃくちゃ努力してその位置にいるのですごいことだと思います。
ただし、この人たちは別に困っていません。


僕は、学生時代から20代までの自分もそうだったように
普通に毎日真面目に働いている人が「生活のために月にあと1-2万稼ぐ」「新しいスキルを得るために挑戦する」ハードルはとても高いと思っていますし、実際にそう感じていたり似たようなことを考えたことがある人の方が一般的というか多いのではないでしょうか。
新しいことを始めるというのはとても勇気もいりますし。


また、
「しごと」の本来の姿である、他人に喜んでもらう、他人の役に立つことを提供して「お金」をもらう、その結果として自分も貢献できた実感や新しい繋がりを得られることを体験できるど真ん中の場所にいたいなとも思っています。

自分にとっては難しくないことでも、他の誰かにとっては役に立つことはたくさんあるし、それはおそらく全員がすでに持っています。
ただ、この「難しくないけど他の誰かには役に立つこと」は過小評価されていますし、それが「しごと」になるなんで誰も思っていないかもしれません。

学生時代から「しごと」と「お金」について考えてきた僕だからこそ、この「自分にとっては自分難しくないけど他の誰かには役に立つこと」の価値を認めて、それでお金も稼げるし、自分も貢献できた実感や喜んでもらえて嬉しい感情を得られる人を増やすことに力を注いでいきたいと思っています。


僕が代表をやっているbosyu社は

「しごと」はお金で苦しまないための手段でもあるけれど、他人の役に立てるもの、貢献できた喜びを感じられるものにもなっている。

そう言える人をたくさん増やす会社、事業、サービスをやれる会社だと思いますし、そういう会社にしたいというのが僕のいまの原動力です。



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bosyu社の代表取締役兼キャスター取締役COO。場所、時間、雇用形態、社内外などのあらゆる境界があいまいな新しい組織である「ボーダレス組織」を提唱しています。noteでは採用 | 働き方 | 組織論 | 仕事術などを書いていきます。

コメント4件

28最以降の変化について続きを読みたいです!
チャンと勉強して自分の境遇で「身の丈」と考えずに早稲田と言う学校歴では自慢出来る大学に入り良かったね?!私はエッセイ『身の丈通りの大学に進学し現在生活保護受給者に成った僕』https://note.com/michizane/n/nffa0ca141868
を発表してしまった様に流されると酷い目に遭う!そしてエッセイ『働き方改革』https://note.mu/michizane/n/n0d6a87795b77
を発表した様に就職してから無茶すると破滅する!
考えて生きている方は本当にすごいと思います。もう少し考えたい…
お金で困っている人に対してやるべきことは「お金を稼げるようにしてあげること」だと経験から確信しています。
話の内容もそうですが、この言葉にも深い感銘を受けました。
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