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逃避の散歩 141.人見街道

京王井の頭線浜田山駅から徒歩3分。井の頭通りの浜田山駅入口交差点の西側から分岐する道がある。都道14号・人見街道である。

今回はその起点である同交差点から三鷹市、調布市を通って府中市の終点までの延長12.2キロメートルを通しで歩く。


今回のルートはこちら

1.杉並区

同交差点を通るとガソリンスタンド前にある「交通安全 愛の鐘」がいつも気になる。いつからあるのだろう。歩き始めて数十秒で京王バスの浜田山停留所を通過する。京王井の頭線久我山駅方面へ向かう便なのだが、時刻表を見ると早朝の短い時間帯しか走っていない。そのぐらい車通りがある。

そして同バス上高井戸四丁目停留所、松林寺停留所、高井戸駅入口停留所を過ぎ、9分に環状八号線の交差点の横断歩道を渡る。ここから南に京王井の頭線高井戸駅(18回)、北に荻窪駅近くの立体交差(29回)がある。

ここから路肩が急に狭くなる。一人分の幅しかないので、気を付けて進む。途中でテニス練習場の前を通り、15分に同バス富士見ヶ丘停留所を過ぎる。この停留場そばの交差点から南へ行くと京王井の頭線富士見ヶ丘駅がある。

同交差点を過ぎてすぐの所にある区立富士見丘北公園の前を通ると、この街道についての説明文が記された案内板が目に入る。後で読むために1枚撮っておく。

信号を二つ過ぎたところで長い下り坂になり、入ってすぐの所に京王バスの折返し場が右側に見える。25分に「踏切あり」を知らせる道路標識と同バス久我山駅停留所を過ぎ、26分に京王井の頭線の踏切を渡る。右側を見れば久我山駅(19回)の駅舎とホームが見える。

神田川に架かる久我山橋を渡ると道は上りになる。32分に同バス久我山三丁目停留所を過ぎるあたりで上りは終わり、34分に三鷹市に入ることを知らせる案内標識が見えてくれば、杉並区とお別れだ。

2.三鷹市(少し調布市)

三鷹市に入ってすぐ、玉川上水に架かる牟礼橋を渡ると都道14号・東八道路とほんの数十メートルだけ並行し、離れるところで都道110号に変わる。そして右へカーブしてS字の要領で左、右とカーブが連続する。42分に新福寺停留所を過ぎ、45分に牟礼二丁目交差点を右折。

46分に牟礼駐在所前信号と三鷹台団地停留場を過ぎたところで都道134号・連雀通りの終点と合流する交差点を過ぎる。そういえば、連雀通りも全てを通ったことがないな。

49分に牟礼六丁目停留所、52分に牟礼コミュニティセンター停留所、54分にパークシティ牟礼南停留所を通過。さっきの三鷹台団地を過ぎてからは小田急バスの運行ルートに変わっている。200メートル先で右折する案内標識が見えると56分に弘済園通りとの交点を過ぎる。

57分に三鷹一小前交差点に出て2段階横断で左折。そして59分に三鷹第一小学校前停留所を通過。

1時間ちょうどに都道114号・吉祥寺通りとの交点である三鷹市新川交差点を通過。吉祥寺通りはいわずもがな、井の頭公園前(77回)と吉祥寺駅前交差点(32回)を通る道だ。

1時間2分に新川通り停留所と仙川に架かる野川宿橋を渡り、1時間7分にはJA東京むさし三鷹支店前交差点と三鷹農協前停留所、1時間9分に三鷹郵便局前交差点で信号待ちになる。

三鷹郵便局の前を過ぎ、1時間11分に三鷹市役所や三鷹市公会堂がある市民センター前を通過し、都道121号・三鷹通りとの交点である三鷹市役所前交差点を過ぎる。

1時間13分に上連雀八丁目停留所、1時間16分に医師会館停留所を過ぎると、1時間20分に都道12号・武蔵境通りとの交点となる野崎交差点に出る。武蔵境通りは、調布市内駅ラリー(93回)で通った下石原交差点で、国道20号・甲州街道と都道19号・鶴川街道に合流する。

1時間22分に野崎二丁目停留所を過ぎ、1時間24分に野崎二丁目交差点を過ぎたところで三鷹市によるこの道の説明分を記した案内板を見つける。杉並区の記載との違いを比べるために1枚撮る。

そして第二小学校前停留所を過ぎ、1時間30分に都道123号・天文台通りとの交点である大沢交差点を通過。次の大沢三丁目信号を過ぎた1時間33分に先の案内標識の辺りから少し左へカーブし、国際基督教大学の裏門の前を通過する。

1時間35分、都道14号・東八道路との交点、基督教大裏門交差点に出る。2段階横断で東八道路を横切ると道は勾配のある下りになる。緩やかに右へカーブする坂下の2差路を右へ。そして野川に架かるかり橋を渡り、龍源寺停留所を過ぎる。

1時間42分、龍源寺の前を通過。近藤勇の墓がある寺で、門前にその由縁を記した碑や近藤勇の胸像などが置かれている。(トップ画像参照)ついでに残りの距離等を確認するため、ここで2分ほど小休止。そして1時間45分に野川公園入口停留所を通過。

1時間47分、野川公園入口交差点を通過。この北側に都立野川公園の入り口があり、また、南側に伸びる大沢グラウンド通りに入ってすぐのところに調布飛行場がある。

調布飛行場は、味の素スタジアムが東京スタジアムだった頃にサッカー観戦をしたときのこと、同行されていた方が「調布飛行場といったら『ウルトラQ』だよね」と言っていたことをふと思い出す。同作の主人公である万城目淳と戸川一平が勤務している航空会社がここにあるという設定だった。

そして、この交差点の案内標識を越えたところからほんの少しだけ調布市に入る。歩いて1分くらいの距離で、近藤勇の生家跡と彼をまつる神社、彼の養子である近藤勇五郎が開いた道場「はつうん館」の建物がある。

さて、調布市区間の終わりである野水一丁目停留所を越えるといよいよ府中市だ。案内標識を視認して先を進む。

3.府中市

さて、さっき龍源寺で残り距離を確認すると残り2.5キロメートル。そこから府中市に入るまでに少し進んでいるので、雑な計算だが残りはおよそ6分の1程度。ならば30分とかからないはずだ。

市の案内標識があった所から数えて二つ目の信号の手前で100メートル先にある武蔵野の森公園と味の素スタジアムを通り国道20号・甲州街道へ抜けるスタジアム通りとの交点への案内標識を確認しつつ、1時間51分に多磨町一丁目停留所を通過。

ここでふと、味の素スタジアムも「日曜日の朝によく見た気がする風景」だったなと思いつつ1時間52分にスタジアム通り、1時間54分に多磨駅入口停留所と朝日町通りを過ぎたところで道幅が狭くなる。

1時間55分、西武多摩川線(34回)の踏切を渡る。ここを渡らずに左折すると以前通過した同線多磨駅東口に出る。

商店街を通り、交通島がある交差点を越える。道幅と路肩も狭くなったので少し怖さを感じるが、明らかに車の交通量が減ったので、その点では歩いている身として助かる。

2時間ちょうど、多摩霊園南参道との交点となる多摩霊園正門前交差点を通過する。調べてみるとわかるが、同霊園は有名人の墓が多くある墓地だ。

朝日町通りから途絶えていたバスの停留所を見つける。紅葉丘文化センター停留所、市が運行しているコミュニティバスのものだ。

2時間6分、浅間山通りとの交点となる若松町四丁目交差点の横断歩道を渡った先でこの通りの由来となった人見村についての記された碑が目に入ったので一枚撮る。あとで今まで撮った二枚と内容を比べてみよう。

ここからは車通りがほぼなく静かになる。2時間8分に若松防災センター停留所、2時間11分に浅間山公園入口停留所と二つの停留所を通過すると、進行方向から見て右側に同街道の終点を知らせる案内標識が見えてきた。

2時間12分、終点の名称がない交差点に到着。都道248号・新小金井街道との交点でもある。

ここから最寄りの鉄道駅は、この交差点を左折して都道229号・旧甲州街道に出て、少し西へ行った京王線東府中駅だったな。そこから電車に乗って帰ろう。