どんな会社なのか|価値基準(後編)
絵本ナビはどんな姿を目指しているのか。いかなる価値基準を持つのか。実際に期初に行った全体会議で使ったスライドで紹介します。特に最後の2つは、絵本ナビならでは・・・かな、と思います。
(前編はこちら)
価値基準⑤ 共有主義
「早く行きたいならひとりで行け。遠くへ行きたいならみんなで行け。(※1)」という言葉がありますが、個人プレーよりもチームとしてのパフォーマンスを重視しています。チームとして強くなるにはどうするかを、常に考えます。
「属人性を排する」については、その人でないとわからない、できない、という状況をなくそう、ということです。「担当者がわかっていればいい」という考え方の弊害は結構大きくて、トラブルのもとになります。①スキル、②情報(状況)の2つに分けて考えたとき、「②情報(状況)」が共有されていれば、同等のスキルを持った人が仕事を引き継ぐことが出来ます。仕事における属人性とは、ほとんどの場合「②情報(状況)」が共有されていないことから発生しています。「この人でなければ絶対ダメ」という仕事は基本的にはない、という考え方です(社長も同様です)。
※1:アフリカのことわざと言われています。
価値基準⑥ スピード主義
早さと品質、どちらを優先させるのか、といった議論はよくありますが、「適切な品質でできるだけ早く」です。さらに品質を上げていくことが大事なのであれば、一旦適切な品質で終わらせた後に、さらにブラッシュアップしていくようにします。
そして、仕事が遅いことは「悪習」である、としています。着手が遅い、段取りが悪い、確認が不十分、などなど、遅いことには様々な悪い要因が潜んでいて、これらを放置すると、品質が下がってきます。「品質を保つために時間がかかる」というのは、ビジネスにおいては多くの場合、言い訳に過ぎません。
※2:facebook社のモットーの1つと言われています。
価値基準⑦ 愛情主義
絵本・児童書の世界が存在し、多くの子どもと大人がワクワクしながら幸せな時間を過ごすことができるのは、素敵な作品が生まれてきているからです。作家さんと編集者さんが心血注いで制作した作品を、出版社がお金をかけリスクを負って出版していくことで、初めて作品が世に出ます。
私たちは作品の「つなぎ手」ですが、作品に愛情を持ち、作家さんをはじめとする「作り手」の方々に大きな敬意を払っていきます。
絵本ナビのスタッフひとりひとりが絵本を愛し、この素晴らしい作品を多くの読者の方々に届けたい、という想いを持つことが大切だと考えています。
一方、絵本に愛情を持っていること自体が価値というわけではなく、愛情を持っているからこそいい仕事ができる、仕事の質に昇華させてはじめて、価値になる、という点には注意が必要です。
ここはわりと大事でして、「絵本が大好きです」という方に応募いただくことがとても多いのですが、そこから転換される価値こそが重要になります。
価値基準⑧ 理不尽排除主義
これが価値基準の集大成です。
①〜⑦の価値基準に基づいて一生懸命仕事したとしても、法人でも個人でも、理不尽なことを言ったりしたりする方がどうしてもいます。そんな先とは、取引しなくてよい、と会社として正式に表明しています。
普通はそんなことは起きません。正しく一生懸命の仕事をすればそれはお客様に伝わりますし、足りないことにお叱りを受けることは受け止められるものです。それでもやっぱり、無茶な要求をする方は社会に一定数いらっしゃって、それはもう会社として取引をしない、ということを明確にしています。どれだけ取引金額が大きくても関係なく、会社はスタッフを守ります。
これと同様に、共に働く仲間にも、理不尽な要求をすることはしないようにしよう、としています。
面白いもので、最後は会社が守る、とはっきりさせることで、そこまでは一生懸命やろう、と思うことができます。それでダメなら仕方がない。
会社としても、提供する商品やサービスに価値を感じてくれて、長くお付き合いができる先を大切にしていきたいと考えています。
・・・
以上が、絵本ナビが掲げる価値基準です。
いかがでしたでしょうか?
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(2022/5/1追記)最新情報で更新しました。
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