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なぜ、あの人は一人で頑張るのか?

今回の記事のベースは『他者理解』です。

僕はコミュニケーションを通して、人材育成をしたり人間関係をどうつくっていくのかなどについて相談に乗っているのですが、考え方の軸として大切にしていることがいくつあります、

その一つが他者理解です。

他者理解の力が身につくとどんないいことがあるのか?

今回の記事を読むことで、

・他者理解のメリット
・何を理解したらいいのか
・得られる未来はどんなことか

このようなことが学べます。

✅ 自分は頑張りすぎと言われる
✅ 部下が一人で仕事を抱える
✅ 成果を出したいけど、出せない
✅ 頑張っているのに、今の状況が変わらない
✅ 「大丈夫です」が口癖(本当は大丈夫じゃない)

このような方は必見です。

実際にあったお話(事例:責任感が強い頑張り屋さん)

とある職場で、とても責任感があって何事にも一生懸命頑張る人がいました。

だけど、ちょっと気になるのが、仕事を抱えちゃうんです。一見頑張っているように見えるけど、どこか無理をしていて、「大丈夫です」という表情も明るくなくて、辛そうな雰囲気を感じるんですね。

で、周りの人は「どうしてあんなに無理をするんだろう」「助け合っていけばいいのに」「こんなにも人がいるんだから」というような感じで見る訳です。

そうなるとチームの雰囲気もあまりよくなくて、次第に「あの人は一人で仕事がしたい人」「チームワークを取ろうしない」「自分たちの信頼していない」と思われるようになっていました。

まぁでも、それで仕事が回るならいいかもしれませんが、やはりチーム全体の力の方が成果が出やすいじゃないですか。

それにみんなの空気感も悪くなっているし、それに一人で辛そうに仕事を頑張るよりも、楽しく仕事ができた方が、本人にとっても良いことなんですよね。

なので、一人で無理して頑張りすぎる人をどうにかできないか、という相談がありました。


どんなアプローチをしたらいいか?

皆さんはどう思いますか?一人で頑張る人に対して思うこともあれば、周囲の人に対して思うこともあるかと思います。

僕の考えとしては、今回の事例のような方に「もっと楽にやっていいよ」とか「周りにお願いしていこう」とか「みんなでやっていこう」って言っても、あまり効果が得られないと考えています。

まず、アプローチの順番としては、なぜその人はそんな状態になっているのか?というところに目を向ける必要があります。

つまり、今回のテーマである、

ーーーーーーー
そういう人のメンタル構造とか状態がどうなっているか?
ーーーーーーー

ということ理解することが大事になってきます。

メンタル構造を理解すると真実が見える

僕はその方に会って色々と、深く聴いていきました。

どんなことをやっているか。どのくらいのボリュームなのか。どんな経緯か。どういう考えをしているのか…などなど、可能なぎり全てを聴きました。

で、そんな話を何回か繰り返した時に、「頑張らないといけないんです」っていう言葉が出てきたんです。しかも泣きながら。

どういうことなのか、さらに深く聴いていくと、どうやらその方は幼少期の頃から、親から

「あなたは何にもできない子だからもっと頑張らないと」
「ちゃんとしないと誰もついて来ないよ」
「結婚できたのも、あの人が優しいからだから、見放されないようにしないと」

などを言われたらしいんです。

なので、その方の心の奥底には、「自分はダメな人間」っていうのがあったんです。だから一人でどうにか頑張って、結果を出して、周りに認められたいっていう、そんな想いがあったんです。

つまりこの方からすると、必死に努力していたし、みんなと一緒にいるためにやっていたんです。

でも、その頑張りや努力は、真逆に作用している、ということが起きていました。

本当に必要なアプローチとは?

ここまで聴けると、「もっと楽にやっていいよ」とか「周りにお願いしていこう」とか「みんなでやっていこう」っていう声かけが、適切なアプローチではないことがわかりますよね。

この方にとって本当に必要なアプローチは、ダメな人間じゃない、必要とされる存在って思ってもらう、そんなアプローチが必要になります。

それを考えてあげることが、その方にとって必要なアプローチです。

こんな感じで、相手のメンタルの状態を把握することが大事になってきます。

このように、相手のことを理解する力があれば、問題や課題の深いところから解決に向かうことができます。

今回はこのようなケースで話をしましたが、意固地になったり、感情的になったりする時なども、相手の心理状況や価値観などを深く知りにいく対話が非常に効果的です。

相手が何かしら、執拗に何かを抱えている時こそ、そういう内面的な部分をみにいく視点が必要になってきます。

相手と向き合う覚悟を持つこと

このように相手にちょっとずつ踏み込んでいく訳ですが、踏み込む側としては覚悟が必要になります。

今回のように、幼少期に生まれたネガティブな思い出を引きずっていて、それが大人になった時に、あまり良くない形で表面化していることは多々あります。

その表面化している部分の根っこに触れると大抵の場合、相手は感情的になるので、泣いたり怒ったりいろんな形で感情表現をしてきます。、もしかしたら、あなたとの関係性が悪化したり、亀裂が入る可能性もあります。

それでも、相手の話を聴いて受け止める、そんな覚悟が必要です。

だいぶしんどいように思えますが、その覚悟と「そんなことがあったんだね」って受け止めることができると、相手はあなたに対して心を開きます。

「あ、この人は私のことを否定しない」

そう思ってくれるだけでも、相手にとっては大きな一歩です。

認めてもらうために頑張っている人からすると、他者からの受容や肯定は、一つの成果です。

そんな状態になれると、相手の方との信頼関係の第一歩にもなります。認めてもらえるという喜びがあなたを信頼していこうとスタートになり、そこからはじめて、周りに仕事をお願いしていってもいいんだ、自分って一人で頑張らなくてもいいんだなって思えるようになります。

これが他者理解をする上でのメリットであり、本質的にアプローチすることで得られる効果です。

大変なことかもしれませんが、それが人間関係であり、人と人が一緒にやっていくっていうことです。

その分、得られるものは大きいので、少しずつ他者理解を深めて、お互いに成長して行ける。そんな環境をつくっていくことができたら、職場でも成果も出ますし、この考えはプライベートにも活用できるので、ぜひ取り入れてみてください。

それでは今日はこの辺で。ありがとうございました!



追伸

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・部下に何をどう伝えらいいか
・面談のためにノウハウ
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・関係づくりがうまくいく

などなど、コミュニケーションをベースに、人材育成やチームビルディングに活かせる、ポイントやノウハウなどを、包み隠さず公開しています。

僕の基本的なスタンスや視点、考え方など、全てのベースになっている内容を言語化して、お届けしているので、運転中のラジオ代わりに、とか、移動中の電車の中で、とか、何かやりながらとかでいいので、音声を聞いてみてください^^

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