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2022年のSOPHIAとFANATIC◇CRISIS復活、共通点と相違点

一昨日SOPHIAが9年に及ぶ活動休止からの復活を宣言しました。

FANATIC◇CRISISに続き、いま何年だよ!?嬉しいじゃないか!


SOPHIAの思い出

SOPHIAといえば『街』とにかく『街』
この曲がとにかく名曲で一度は聴いたことがあるはずです。

個人的にはこちらもそうなんですが、一つ前のシングルである
little cloud』で彼らを知って、なんかいいな?かっこいい!
更に一個前の『Believe』も同様で、これは期待できる
と思ってたところに後に代表曲となるこの『街』をぶつけられたので
そりゃあもう「好き」!ってなりますよね。

ただ、アップテンポでロックなかっこいい曲はここまでで、その後
緩やかなバラードとちょっとへんてこな歌詞が乗ったポップスしか
シングルで切らなくなります。

あくまで個人的な感想になるんですが
これはJUDU AND MARYにも感じていた印象で、
「え、なんで本気出さないの?
ヒットした曲やそれ以前の雰囲気のシングルを全然出さないのはなぜ!?
と、そのじれったさで
彼らへ対する情熱は強く燃え上がり続けることはありませんでした。

ようやくシリアス路線に入った『-僕はここにいる-』辺りにはもう
"好きなバンドだけど熱狂的に追いかけてるわけではない"
そんなバンドの一つでした。

本人たちも気にしていた「いまいち突き抜けない感」は
『街』以降に『街』を気に入った層の期待する楽曲が
立て続けられなかったことにありそうだな、と
個人的には推測しております。

やっぱり『Believe』『little cloud』『街』みたいな曲を
ライトなファンは期待してたと思うんですよね。

それでも『黒いブーツ』はヒットしましたし晩年聴いてみて
『ビューティフル』は歌詞が鬼ほどいいな!と思えたり
結局他のJ-popよりは好みの曲調だと最終的には感じて
音源はすべて揃えたわけですが。

ちなみに。『Place~』は大好きで、
『街』と並んでSOPHIA2大ヒットシングルと思ってるくらいなのですが
どっちもアルバムからのシングルカットなんですよね。
シングルカットの意義を
最大限に発揮してるバンドという称号を与えたいです。笑


なにより。
専門用語で"ソフヴィ"という言葉がありますが
まさにそう呼ばれるにふさわしい始祖が、
彼らSOPHIAだという説を強く押したいです。

ビジュアル系というフィールドから出現した彼らですが
彼らのメイクは一貫して華美なものではなくナチュナルメイク
服装もカジュアルでシックにと言うよりはオシャレ。
むしろ近年の松岡充のほうが
逆にヴィジュアル系っぽい服装やメイクをしている気がします。笑


とにかく。
この令和の年にFANATIC CRISIS、SOPHIAという
ソフヴィの巨塔2つが並立した本年
この伝説再来に立ち会えることが嬉しい今日このごろです。


SOPHIAとFANATC♢CRISISの共通点

奇しくも同年度の復活が叶った両バンドですが
どちらもV系に属してながら、
見た目が世間のイメージするヴィジュアル系的ではない代表格です。

どちらも声質は違ったタイプではありますが低めで癖が強く
歌詞もちょっとシニカルだったりコミカルな表現も多様し
共通のファンは多かったと思います。

また、SOPHIAは松岡充、FANATC♢CRISISは石月努、
パワーバランスがボーカルを中心に成り立っているというのも共通点。

他のメンバーも作曲を担当することがありますが
シングル表題曲もそうですし、
アルバムでも最も曲数が多いのはこの二人です。

やはりボーカルはバンドの顔でもありますし
率先して活動するのも彼からであることが想像できますね。

今回の復活劇の発端もボーカルからの呼びかけで実現したもの
しかし、その経緯や結果には大きな相違点も見られました。


実現した復活の様相の違い

インタビューを読んでみると、同じ復活でも
実は結構な状況の違いが浮き彫りになります。

FANATIC◇CRISISの場合は、ボーカルのみが「やり残した」と語り
他のメンバーは「やりきった」と、あまり乗り気でもなかった様子です。

こちらは"解散"していたこともあり、
やはり一度完全に終わってしまったバンドならでは
関係だったのでしょうね。

ただ、彼らは解散後の別バンド同士の対バンにて
お互いの存在のリスペクトを再確認し、ディナーショーを開催。
その反響と手応えが想定以上に好感触だったため
限定的ではあってもFANATIC◇CRISISの楽曲を歌うことを決めました。

現在の音として再構築された音源は
やはりギター二人の現在のバンドの色が足された印象があり
デジロックへ昇華されています。


一方SOPHIAは、あくまで”活動休止”していただけの状態。
「かならず戻ってくる」という宣言も残しており
その”いつか”に備えて
ボーカルとギターがユニット活動を今日まで続けていた背景があります。

このコロナ禍で自分と向き合い、
ボーカルが9年間封印していたSOPHIAの楽曲を歌うと持ちかけ
メンバー全員が応じたという形。

何気に結成以来一度もメンバー交代が行われていないという事実が
ここに来て絆を感じられる経緯に見えるのではないでしょうか。

松岡充と豊田和貴によるユニット、MICHAELは
やはりSOPHIAの要素は継承しており、流れ的にもとても自然ですよね。


Afterword

急遽SOPHIAが復活すると聴いて
予定を変更しましてお送りしました。

どちらが正解とかはありませんが、
どちらもボーカルがバンドの曲を歌いたいと願って実現した再集結

とりあえず私はTANTASTIC◇CIRCUSのライブへは
友人がチケットをゲットしてくれたので参戦できそうです。

SOPHIAはどうしようかな。
うっすらとずっと好きですがライブは別にいいかな……
音源が出たらもちろん手を出しますが!

次回の更新は3/31(木)になります。

大好きな漫画家さんを思う記事になります。

よしなに。


最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!