for all FANATICS!! -ファナティッククライシスって知ってる?-
先日FANATIC♢CRISISならぬ、
フロントマン3人によるFANTASTIC♢CIRCUSの最新音源が発表されました。
最高すぎる動画だ!!!
音源発売オナシャス!
FANATIC♢CRISISの思い出
……は、実はあんまりないんですよ。
というのも、上京してわりとすぐ解散しましたし。
ただ、mixiでジャンヌオフ会等に出席した際に
ファナクラが多いこと多いこと。
音源はコンスタントに発表してて常にそこそこ売れてた印象はありますが。
代表曲『火の鳥』が多少売れた程度で世間的には一発も当ててない、
されど「ヴィジュアル系四天王」なんて
どこの誰かが提示したかわからない肩書が付随して
知名度だけは何となくあるバンド。
杉田智和もラジオで
「マクロス F(ANATIC CRISIS)!」なんて発言する程度には。
そんな彼らの音楽性はずばりヴィジュアル系ポップス。
ロックと呼ぶには棘がなく、LUNA SEAやDir en greyと比較すると
実にファッショナブルで普遍的なサウンドが特徴です。
「四天王」と比較してみましょう。
●SHAZNAよりはチャラくなく男性的。
ここよりはロック色の強い曲は多いかな。
なにより声の安定感が段違い。
クセはその分強くて聴く人を選ぶ声質ではあると思います。
●La'cryma ChristiよりももっとJ-pop的。
ラクリマはハイトーンとちょっと異国情緒が香る楽曲が特徴なので
そういう意味では如何にも日本人!って感じの歌詞と曲調。
あんまり英語の歌詞も多くないし、
照れ隠しのような曖昧な表現がそのイメージを助長します。
●MALICE MIZERと比べれば確実に素朴なビジュアル。
……なんですが
上記2つのバンドに比べれば、実は並べて聴くのに一番相性がいいのです。
声質ってすごい重要ですよね。
歌詞的にも世界観が違うだけで内容は似通っているんですよ。
ポップスにクセの強いボーカルが乗っているので
FANATIC♢CRISISがV系ではないと言う人が少ないのはそれが所以です。
まぁ一番聴き心地が近いのはSOPHIAだと思いますけどね。
ソフヴィの代表格、と私は位置づけています。
よって、JanneDaArcとの相性も非常にいいわけです。
(とはいえ音楽性が広すぎるので
ジャンヌと相性良くないバンドはそうそういないんですけどね。)
初めてのFANATIC♢CRISIS 5選
この復活(?)を期に、
初めてファナを聴くのに適した楽曲を紹介しましょう。
Maybe true
もっとも聴きやすいのはこちらだと豪語してみます。
アニメ【Let's ぬぷぬぷっ】のテーマ曲にもなっていたこちら。
ほどよくロックしており、
クサい内容な歌詞のあとに「……なんてね」なんてボかす辺りが最高です。
カラフルな衣装もいい意味でも悪い意味でも時代を感じさせませんし
何に於いても押し付けがましくない表現が現代の視聴者にも受けそうです。
鴉
逆にもっとアニソンっぽい楽曲をお求めならこちら。
オーケストラヒットの無駄打ちが
昨今の情報量が多くなりがちな大衆音楽にフィットしそうです。
歌詞もボカロに多くなりがちな「今を変えたい」的な内容ですし
普通を好まない普通の人にささる楽曲ではないでしょうか。
LIFE
J-pop然とした楽曲を求めるならこちら。
ザ・普遍的なテーマを扱っています。
ネット社会で他人との差が可視化された時代に於いて、
それを嘆くか奮い立つかはあなた次第です。
そういう問いかけをしている楽曲に、私は"邦楽"っぽさを感じます。
BLUE ROSE
ちょっと人と差をつけたいジャズテイストの楽曲をお求めの方にはこちら。
まぁジャンヌ台頭以降ジャズロックテイストの楽曲は
ナイトメア・シド等、V系に氾濫した音楽性ではあるのですが
ファナが歌うとキザったらしさがなく鼻につかないのが特徴です。
まぁ歌詞がちょっとファナ節強すぎてマヌケっぽく聴こえますが。
火の鳥
そして代表曲。
中華風の前奏と不死鳥という題材と間奏の謎の三拍子。
古きよき何でもありのV系に舞い降りた神曲として
90年代V系好きで知らない人はいない不朽の名作です。
Afterword
まぁ再結成したところで新たなファンが付くとも思えないのですが
今でもファンは深く愛する"記憶に残る"アーティストだと感じています。
私は彼らに熱狂した過去はないのですが
なんだかんだどの時代でもず~っと聴き続けてるアーティスト。
そういう意味では
ビーイングアーティストに抱いている印象と近いかも知れません。
めちゃくちゃハマる曲はないんだけど平均点が高くて
なんだかずっと愛せるバンド。
その基準は私の中では"歌詞"であることが多いです。
ファナの歌詞は、とにかく押し付けがましくない。
タブン、キット、がやたらと多い。
『Maybe True』とか顕著ですよね。
インディーズの時は『Truth』なんていう代表曲もあるわけですし
その音楽性の変化は彼らが歩んできた歴史そのもの。
"真実"の捉え方も変わったわけです。
当時はそれはそれは†ザ・ヴィジュアル系†な曲もやってたんですよ。笑
『黒い太陽』とか『MASK』とか。
『月の花』とかまじ名曲。
PVもあって色んな意味で恥ずかしくなるけど。
というわけで、
今もっとも聴くべきアーティスト、FANATIC♢CRISISでした。
最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!