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ニゼロ♯7 「食費1ヶ月分相等のウニ丼と1/3の純情な勘定」

えー、少し前に
私の一ヶ月の食費が1万円を割ってることを明かしました。


そして、このウニ丼は一膳、税抜で7,700円。

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……なんというか、この世界って不条理ですね。


というわけで今日は
そんな不条理にありつけた理由を2700文字で送りします。


▶このウニ丼に辿り着いた経緯

もちろん美味でした。間違いなく。
ごちそうさまでした。それはもうほんとに文字通り。

借金にあえいでる私がなぜこのような馳走にありつけたのか

結論から申しますと、奢っていただきました。
その節はNさん、誠にありがとうございました。

~了~


……先週のことです。
前職の元同僚から仕事を手伝ってほしいと連絡がありまして
某撮影スタジオへお邪魔してきました。


アイドルを"全力で"推すようなファンは、
ある程度、余裕のある方が多いです。

あえて今「全力で」を強調しましたが、
まぁなんとなく察していただければ幸いです。
専門用語で言えばT.Oと呼ばれるようなアレです。

その方に「よかったら」と誘っていただきまして。

恐れ多くもこんな高級料理店にて……

一食浮いたやったぜ、って気持ちと
一ヶ月分の私の食費と同等やでこれ、えらいこっちゃ

というなんとも複雑な感情も持ち帰ることになりました。

ウニは大好物なんでそれはもう絶品でしたけどね。
緊張で味がわからんなんてことはなかったです。



担当していたタレントではなかったので頻繁ではありませんが
何度かお会いはしているので慣れた相手でもありました。

元同僚はこの方を苦手としていたので、
多分私があてがわれたのだと思います。

でも私はこの方のことはむしろ好いていて
ライブでお会いするたびに談笑するような空気感でした。


入場の際にお見かけしたら
「お、今日は来れたんですね! T(←その方の推し)も喜びますよ!」
と話しかけてましたし

対バンの転換中には
HB「どうですかこのコラボ、エモいでしょ?」
Nさん「うん、ふふ・・眼福です」とか

物販でも
HB「今日はチェキ券何十枚買います?」
Nさん「そんなに要らないよー。でも5枚ちょうだい」

なんて軽口言い合える仲でした。
やっぱり節度持てる常連さんは運営にとってもありがたい存在なのです。


でもこれが8,000円か……これを赤の他人にも振る舞えるって
どんな仕事されてるんだこの方は。
きっと名高い会社の重鎮に座られる方なんだろうなぁ。

そこは知らんのかい、って?
話さないことは訊かない、これも常識です。


▶食べ物の価値

それにしても食事ってなんでこんなに差があるんでしょう。
借金がなくても一食500円くらいで済ます私です。
たまにてんや行って1,000円の天丼で「奮発したわー」とかいう人間です。

ちょっと高い食事行くと
「これCD何枚分や……」と音源算始めるのは
音楽好きあるあるじゃないでしょうか。笑

特別高いものが食べたいという欲も昔からありません。
地元が東北なので無駄に美味しいものは食べてきたと思います。
(それで言うと十分の一の値段で同等のウニを食していた可能性も)


そういえば前前職(コラムとかのやつ)でも
社長から10,000円くらいの鰻重を頂いたことがありました。

「おうメシ行くぞ、食いたいもんあるか?」と問われ
個人的には高めのチョイスをしたつもりで
「あそこの蕎麦が良いです」と渋谷某店を指差したら
こういう店も覚えたほうがいいぞ」と呆れられたものです。


コンビニ店員時代には、仲良くなったお客さんと
プライベートでばったり道端でお会いして
「よかったらBちゃんも来るかい?w」と誘ってもらった焼き肉も
一人12,500円くらいだったような。

その方が某デザイン会社の社長って事は
深夜いつも酔っ払って来店して話してくので知ってました。
そのあとのスナックにも普通に高そうなお酒をボトルキープしてましたね。
そのスナックは某老俳優がオーナーしてて二度びっくり。


こうして見るといろんな大人の方にお世話になってますね。
すべての社長に感謝。

そしてすべからく、この登場人物等は私をちゃんづけで敬称します。
なにか法則性があるんでしょうか。


▶西野亮廣も言っている

彼は動画の中で
「あるとこには余ってんだから、
若者は金持ってる人の懐に入る術を磨きなさいよ」

なんてことを言ってます。

「自分で稼ぐ方が効率悪いですよ」とまでいい切ってます。
別にマクラしろと言うわけではなくて
甘え方を知れということだと思います。

お金持ってる人は面白い話題に飢えている。
だからなにかおもしろい話を持っている
おもしろい特技を持っている
そういう人が成り上がるための一番のプロセスです。

だから、経験って大事なんですよねぇ。
色んな人と会え、冒険しろ、というのはそういうことなのです。


まぁ鬱の重症度が最近また上がった自分には
とてもそんな気分になれませんが
過去にはそれが出来てた自分もいるんで、
いつかまたその方々に会いに行ってみようかな。


……あ、もう自分若くないやん。

まぁでも前職が特殊すぎたので
"おもろい話"のストックは溜まってます
こういう面白い、楽しいお客さんの話は枚挙に暇がありません。
なんとかふんばれ自分っ

そしてそれを今まで会った社長に話しに行くのだ!


Afterword -DAYS 20211106-

というわけで、大人と仲良くしたほうが何かと人生お得ですよ
というお話でした。

浮上したら私も懐かしい方々に連絡してみようと思います。
まぁ現時点でも基本親しい方々には病状は明かしてるので
「いつでも奢るから連絡してよ」なんて言ってくれてます。

だから最悪は避けられる、のかな、現状。たぶん。


なんだか18歳未満は10万円支給されるとか噂がありますが
もらえたら是非見聞を広めるのに使ってくださいね。

きっとそれが将来、何倍もの価値につながるでしょう。

19歳以上は……
今からでも偉い人を見つけて面白いんですよとアピールしましょう。
ただ優しそうな人にしてね。女性ならつけこまれる可能性もあるんで。

意外とお金の使いみちを探している大人が多いことは
身を持って知っています。保証します。

もし"相手の方から"なにか親切をしてきたら速攻で逃げましょう
道端で手相見ますよとか声かけてくるそういうののことよ。
あれ全部詐欺だから。

面白いことがない?
相手が話すことを興味持って笑って聞く、それだけでもいいんですよ。
それくらい、それができる人が少ないんだから。

こんな時代に生きる若者よ、ファイト!
――自分はもうちょっと沈んでおきます。
私の屍を超えてゆけ。


……いやまだ死んでないから。ギリで



最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!